2008年1月15日(火)付

かるたで故郷愛して 伝統大会で民話♂チわる 大町八坂

 大町市の八坂地区子ども会育成協議会と八坂公民館は12日、第29回郷土かるた・もちつき大会を八坂小学校で開いた。旧村から続く郷土かるたに加え、市内の「大町民話の里づくりもんぺの会」が製作した大町民話かるたを初めて取り入れた。
 同大会は、素朴な版画と短歌で郷土の風土や伝統文化などを表現した郷土かるたを使って子どもたちが計画運営する恒例行事で、約30年間開かれている。
ことしは小学生や保育園児ら約60人が参加。郷土かるたと昨年作られた民話かるたを交互に使い、取った枚数を競い合った。
地域の守り 心新た 大町、安曇野で消防出初式

 大町市と安曇野市で13日、消防出初め式が行われた。大町市と市消防団(宮尾昭好団長)は大町市文化会館で開き、団員たちが地域の安全と安心を守るため、気持ちを新たにした。 消防団員や自主消防会、日赤奉仕団ら参加者はJR信濃大町駅前から中央通りをパレードし、大町商工会館前で分列行進を行った。保育園児らが「火の用心」と拍子木を打って歩く幼年消防隊に、沿道から声援が送られた。
決意胸に球児巣立ち 大町 硬式野球連が卒業証書授与

 大町市少年硬式野球連盟は14日、本年度の卒業証書授与式を大町市のサンアルプス大町で開いた。リトルシニアの中学3年生13人、リトルの中学1年生11人の計24人が、新たな決意を胸に巣立ちを迎えた。
伝統どんど焼き 御幣 に幸願う 小谷

 大北各地で小正月の行事「どんど焼き」が盛んに行われている。小谷村の下里瀬地区では、厄年の男性が5色の色紙で作った高さ5bほどの御幣(おんべ)をどんど焼きの周りで引き回す伝統行事が行われた。
 厄年を迎えた男女が作った御幣をどんど焼きに飾り、点火されたあと、厄年の男性が引き倒し、色紙をまいて1年の「厄落とし」と「福拾い」を願った。
昭和最後$V成人が門出 安曇野市 懐かしい給食で旧交

 安曇野市の成人式は「成人の日」の14日、同市豊科、安曇野スイス村サンモリッツで開かれた。来年度から平成生まれが加わるため、昭和最後≠ニなる新成人約1100人が晴れ着やスーツ姿で参加して交流会や記念撮影などで大人としての門出を祝った。 交流会ではコッペパンとジャムバター、わかめご飯、ハンバーグなど懐かしい中学校時代の給食メニューを食べながら、美しいふるさと安曇野や中学校の卒業アルバムをまとめたビデオを鑑賞し、旧交を温めた。
半世紀ぶり鳥追い&怺 池田陸郷 サクラ名所で文化継承

 池田町陸郷地区で14日、鳥類から農作物を守る行事「鳥追い」が半世紀ぶりに行われた。昨年、ほとんど花をつけなかった地区内のサクラ復活や次世代への伝統文化継承を願い、住民有志でつくる陸郷登波離橋愛護会(藤松守会長)が計画。20人余が参加し、宮ノ平、有明、小実平の3地区を回った。  鳥追いは、穀物や花の芽を食べる鳥を追い払う主に小正月の行事。夜明けとともに子どもたちが、地区ごとに異なる鳥追い歌を口ずさみながら、拍子木などを打ち鳴らす。
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