2008年4月23日(水)付

山あいに元気 こいのぼり 大町社 曾根原会が飾り付け

 大町市社曽根原の住民有志でつくる曽根原会は20日、地域の住人が持ち寄った、大小のこいのぼり24匹を、同地区の秋葉神社につるし、住人の目を楽しませている=写真。地域おこしの一環として、20年以上継続した取り組みで、秋祭りに灯篭(とうろう)をつるすため、山あいに張った鉄線に、会員が約2b間隔で1匹ずつ飾り付けていった。同会員と地域の住民25人が20日、こいのぼりの下で花見を行い、桜とともに、こいのぼりの泳ぐ姿を楽しんだ。
地域の品種見ごろ
木崎に「ヒメフクザクラ」


 大町市平木崎の木崎湖夏期大学の庭で、小ぶりでピンク色のサクラが咲き出した。大北各地でサクラの保護や繁殖に取り組む同市の桜研究家・草間勉さんが「ヒメフクザクラ」と名付けた樹で、数年前に小谷村から移植した苗木が育ち、湖や山々を背景に長く楽しめそうだ。ヒメフクザクラはオオヤマザクラと同村に自生するオクチョウジザクラの交配種とみられ、一般的なソメイヨシノなどに比べ咲き始めが早く時期をずらしつつ咲くため、10日余りにわたって見ごろが続く。
大町霊園は花トンネル

 大町市内のサクラ名所のひとつ、市霊園のソメイヨシノが、近くの大町公園や観光道路のサクラよりひと足早く満開となり、大勢のカメラマンや見物客でにぎわっている=写真。 同霊園は、かくれたサクラの名所として一部のカメラマンには知られていたが、口コミなどで知られるようになり、花見に訪れる人が増えた。
 霊園駐車場周辺には、ピンクの色が濃いオオヤマザクラも植えられていて、もうすぐ見ごろを迎えそう。
碌山美術館が半世紀 記念式典で節目祝う

 安曇野市穂高、碌山美術館は開館50周年を迎え22日、敷地内にこの日オープンした杜江(もりえ)館で関係者約100人が出席して記念式典を開いた。地域住民の力で創立した同美術館半世紀の節目を祝った。
 碌山美術館は昭和28年(1953)南安曇教育会碌山研究委員会が発足し、美術館建設の機運が高まり、県内の小中学生の寄付や全国からの寄付と奉仕により33年4月22日に開館した。日本のロダンといわれる荻原守衛(碌山、1879−1910)の作品保存、公開と顕彰を進めてきた。
福祉に車両役立てて 池田の5団体社協に寄贈

 障害者の社会参加活動などに取り組むいけだフレンズ(高橋一晴会長)など池田町内5団体は22日、リフト付き軽福祉車両を町社会福祉協議会(会長山崎袈裟盛町長)に寄贈した。
 車両寄贈は、いけだフレンズと町ボランティア活動連絡会、和の布キルト会、町マレットゴルフ協会、池田工業高校生徒会が合同で行った。
かれんカタクリ春の装い 白馬五竜GW見ごろ

 白馬村の白馬五竜かたくり苑で、かれんなピンク色のカタクリの花が咲き始め、春の装いをかもし出している。
 カタクリは「春の妖精」と呼ばれるユリ科の多年草。同苑は20万株のカタクリの花の群生と村の天然記念物に指定されているヒメギフチョウが舞い飛ぶ地として知られ、毎年多くの観光客が訪れる。満開の時期には数万本に1本ほどの割合で咲くという白いカタクリの花も見つけることができるという。
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