2008年4月27日(日)付

地域づくりへ自由市場=@大町にオープン農家ら交流

 大町市平西原の県道沿いに26日、「北アルプス自由市場」(佐藤正樹代表)がオープンした。小規模農業者らが販売を通じて交流し、新しい特産品づくりや地域づくりの拠点を目指す。 初日は、登録者約60人のうち約30人が出店し、地元産の野菜や山菜、漬物、凍み豆腐など各種加工食品、Tシャツ、野菜苗や花苗など、店内いっぱいに並んだ。開店当初から大勢の市民らが訪れ、それぞれの陳列棚に目をやりながら「食品が中心ですが、考えていたより種類も豊富で楽しく買い物ができます」と話していた。
大町JC例会 麻生太郎氏講演 前向きな地域づくり強調

 大町青年会議所(JC)の4月公開例会は26日、大町市文化会館に会員や一般市民ら約1200人が参加して開き、衆議院議員で自民党前幹事長・麻生太郎氏の「逆境を『撃つ!』〜失意泰然の心〜」の講演を聴いた。 温泉旅館が衰退する中で、北京や上海からの外国人観光客でにぎわう石川県のホテルを紹介しながら「与えられた条件で、前向きにどう対応するかを考えるべき。ぐちをこぼしても始まらない」と述べた。
同JCの矢口稔理事長は「まちづくりに焦点を当てて講演会を企画した。大北地域の起爆剤として将来を考える機会となれば」とあいさつした。
山肌染める春の白=@高瀬渓谷タムシバの花

 大町市の高瀬渓谷で、タムシバの花が最盛期を迎えた。同渓谷の大町ダム周辺には、たくさんのタムシバが自生しており、毎年4月中旬ころから花を開く。
 花のつき方は年により異なり、あまり目立たない年もあるが、ことしは花の数も多く山肌を白く染めるほど。県道槍ケ岳線沿いの大町ダムを見下ろす駐車場からの眺めが、とくに人気。大町ダムサイトからは、より間近に見ることができる。
池工デュアルシステム発足式 昨年上回る16人意欲

 池田町の池田工業高校は25日、地元企業との連携による長期型職業実習「池工版デュアルシステム」の発足式を同校で開いた。3年目を迎える今年度は昨年度を大幅に上回る16人の生徒が参加。受け入れ先企業関係者を前に決意表明した。
 式には、生徒や受け入れ企業の代表者らが出席。受講許可書授与や協定書交換などが行われた。
馬羅尾高原に遅い春=@松川観光協が開山式

 松川村観光協会の馬羅尾高原開山祭は26日、同高原の林遊館で関係者約40人が参加して開かれた。併せて行われる予定だった雨引山里山トレッキングは朝からの雨模様がさらに強くなり、やむを得ず中止した。
 雨引山(標高1371b)は山頂から同村が一望でき、晴れた日には信濃富士と呼ばれる有明山など北アルプスの眺めが素晴らしい。山ろくに開けた扇状地は美しい等高線と整った扇形で安曇野のなかでも景観の良い場所として知られる。
著名人描く芸術の世界 池田町立美術館で「夢」展

 池田町立美術館企画展、著名人の描く芸術の世界「夢もう一人のわたし」は26日から7月6日まで同美術館で開かれている。著名人の絵画、書のほか懐かしいポスターなど合わせて91点が展示されている。初日の26日は関係者によるオープニングセレモニーが行われた。
 展示の作品は美術とは関係の無い映画、芸能界やスポーツ、世界で業績を残している人たちのもうひとつの「夢」の表現。
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