2008年9月30日(火)付


小谷の棚田保全 実りに笑顔
全国のオーナーが集い交流
 オーナー制度による棚田の米作りを取り入れている小谷村で27日、稲刈りが行われ、全国各地から集まったオーナーが、黄金色に色づいた稲穂の実りを喜びながら収穫に汗を流した。 同村のオーナー制度による棚田の米作りは、ことしで3年目。ことしは村全体で65eの田んぼで40組のオーナーが米作りに取り組んでいる。27日は村内5か所のうち、中谷郷が元気になる会、池原ファーム、平間農業生産組合の3か所で手刈りによる昔ながらの稲刈りを行い、はぜかけをした。
車イスバスケで障害理解 大町北小 実践から福祉学ぶ
 大町市の大町北小学校(丸山峯男校長)で29日から、児童が実践を通して福祉を学ぶ、ボランティア週間が始まった。初日は全校児童約510人が、車イスバスケットボールチーム「信州流星クラブ」の選手を講師に、障害に対する理解を深めた。児童たちは、選手たちが車イスとボールを巧みに操り、ゴールを決める姿に感嘆の表情を見せていた。6年生が車イスに乗って試合に参加し、「早いスピードで操作がとても難しい」と感想を話した。
小谷のJA女性部も稲刈り
 小谷村のJA大北女性部南小谷支部川上地区は28日、休耕農地防止のため、同部員が地区ぐるみで保全してきた棚田の稲刈りを行った。田植えや除草など、春から苦労して育てた米は大豊作で、会員は収穫の喜びを分かちあいながら作業に汗を流した。 同地区女性部は滝の平、坪の沢、梨平の3集落の会員で構成。地域での地産地消による食育活動を展開している会員は、ことし地権者の都合により保全が困難になっていた棚田の話を聞き、女性部の手で保全しようと、2e余の田んぼの耕作を請け負い、無農薬での米作りを始めた。
散歩やゲーム秋♀yしむ 大町の親子野外保育
 大町市のお散歩の会まつぼっくりと野外保育風の森合同の秋まつりは27日、同市平、風の森園舎と周辺で行われた。保護者と子どもたち合わせて約60人が参加してお散歩やゲーム、ねじりパンとスープづくりを楽しみ=写真、森の木の実クラフトやバザー、新鮮市も開いた。 風の森は3歳から5歳を対象にした無認可保育園で3年前から活動している。大町の自然のなかでのびのびと遊び親子、子ども同士が交流を深めている。
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9月の一覧
校舎が美術館 生徒学芸員=@大町一中 一般公開前に養成講座
「一中美術館」の一般公開を控えた大町市の大町第一中学校(森泉哲校長)で29日、キッズ学芸員の養成講座が開かれた。美術部と有志の生徒が実践を通し、来場者と話をしながら作品への理解を深める対話型鑑賞を学んだ。生徒は、安曇野市豊科近代美術館の学芸員・三澤新弥さんと澤田龍太郎さんを講師に美術作品を鑑賞し、対象物や作者の考えなどへの理解を深めた。
小谷杜氏の技味わう 試飲会で120人酒談議
 小谷村出身の杜氏らの日本酒を味わう「小谷杜氏の酒を味(み)る会」が28日、同村役場多目的ホールで開かれた。県内外から集まった120人余の愛飲家が、小谷杜氏の技にふれながら杜氏と交流を深めた。 酒造りに精励する小谷杜氏と杜氏の技を継承している県内の9酒蔵が、酒蔵自慢の大吟醸酒や本醸造酒を紹介。地元のホテルや飲食店が、この日のために日本酒に合う、和洋中、デザートなどの工夫を凝らした料理を多数振る舞った。参加者は銘酒と料理を存分に堪能しながら、杜氏の酒造りへの熱い思いを聞き、酒談議に花を咲かせた。