伝統わら工芸学ぶ 大町 借馬公民館で講習会
大町市平の借馬公民館で24日、正月に向けて、しめ縄づくりなどわら工芸の講習会が開かれた。地域から工芸品の作り手が少なくなるなか、教室を通して生活に密着した伝統文化の伝承を目指している。同地区の新井深充さんを講師に、地域住民30人以上が参加し、実践を通してわら工芸を学習。持ち寄ったわらを1本ずつ編みこみ、しめ縄やおやすを作り上げた=写真。会場では、借馬農業生産組合が提供したソバの実を使って、同公民館役員らが新そばを振る舞い、参加者が出来立てのそばの味を楽しんだ。
息合った演奏に魅了 ニュースリーシャープス演奏会
 池田町や大町市など、大北の社会人音楽愛好家でつくるビッグバンド「ニュー・スリー・シャープス・オーケストラ」(井口忠彦バンドマスター)は23日、第16回定期演奏会を安曇野市豊科公民館で開いた。総勢20人の編成で、スタンダードからラテン、映画音楽などさまざまなジャンルの16曲を演奏した。今回はゲストに県内出身のジャズボーカリスト・ユキエさんを招いた。「コーヒー・ルンバ」では、ラテンのリズムに合わせて伸びやかな歌声を響かせた。 プログラム最後の曲はスリリングな演奏が魅力の「スイート・サンドリーヌ・パート1」を演奏。息の合ったユニゾンや、サックス、ギター、ピアノと続く各メンバーのソロ回しに、約400人の観客から大きな拍手が贈られた。アンコールでは民謡「会津磐梯山」などをジャズアレンジして披露した。
農作業の労ねぎらう 小谷の共働学舎 収穫祭
 小谷村真木のコミュニティー施設「共働学舎」は23日、同村立屋にある「立屋共働学舎」で恒例の収穫感謝祭を開いた。メンバーや支援者ら多数が参加して、同施設のメンバーが有機栽培していることしの収穫物を使った昼食を囲みながら交流を深めた。 共働学舎はさまざまなハンディを持った人が共に働き、自給自足で生活する昔ながらの農村での勤労生活を送る共同体として、全国7か所で活動を展開している。同施設では立屋地区と真木地区で1・8fの田を耕作している。 交流会に先がけてメンバーから今年度の農作物の栽培のようすや収量が報告された。ことしは米で100俵余の収穫があったといい、参加者は農作業の苦労をねぎらいながら自然の恵みと豊作に感謝した。

2008年11月25日(火)付

スキーシーズン到来 「白馬雪恋祭」にぎわう
 白馬村内7スキー場のウインターシーズンオープニングセレモニー「白馬雪恋祭」(村観光局・村索道事業者協議会主催)が23日、同村ウイング21で開かれた。ことしは3連休を前にまとまった降雪があって、村内のスキー場で昨年に引き続き11月中に天然雪でのゲレンデ滑走が可能になり、にぎわいを見せている。 イベントには関係者や村民、観光客など多数が参加して、「はくばの豚」の振る舞いや神事などでシーズンの幕開けを祝い、今シーズンの安全を祈願した。
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11月の一覧

音楽祭で優勝CD制作へ 大北のロックバンド「few」

 大北地域の20代で構成するアマチュアロックバンド「few(フュー)」はこのほど、長野市のショッピングプラザagainが主催した「第9回again音楽祭」に出場し、グランプリに輝いた。ライブ出演やインディーズレーベルからのCD発売も予定され、地域がはぐくんだ若者の音楽活動が波に乗っている。
お年寄り 交流楽しむ 池田滝沢地区で敬老祭
 池田町会染滝沢自治会は23日、敬老祭を滝沢集落センターで開いた。地域に住む70歳以上のお年寄り57人が集まり、地域の芸能者らの公演で年1回の交流を楽しんだ。会場では、地元の有志による芸能が披露された。若き連「三瀧連」や子どもによる小若連の一同が、お祭りで神社に奉納するかさ踊りを披露し、会場からは手拍子が沸き起こった。ほかにも手品やカラオケなどが披露され、会場は盛り上がった。