2008年12月6日(土)付


番組製作 CATV理解 美麻小5年 授業で体験
 大町市美麻小学校の5年生10人は、社会科などの授業で、実際にケーブルテレビで放映する番組の製作体験を行っている。4日、オープニングなどの一連の流れを美麻支所講堂で収録した。 番組製作体験は、社会科の授業で学ぶ「放送局の働き」という単元と、国語の「工夫して発信する」単元の両方を兼ねた授業として実施。一般的に学校はテレビ局の見学などを行っているが、同校では身近にケーブルテレビがあることから、見学先を美麻支所にある情報センターとした。 美麻支所では今年度、「市民リポーター制度」として市民が撮影した映像を放映するルール作りが整ったことで、製作体験を兼ねた授業が実現した。今回の取り組みを通し、制度を広報するねらいもある。美麻支所での収録は、台本をつくり、司会者やカメラマン、ディレクターなどの役割を分担し、情報センターのスタッフらに指導を受けながら、本物さながらの撮影を体験した。
地域福祉のため寄贈
池田 高瀬中 社協に車いす
 池田町の高瀬中学校(高津文宏校長)は生徒たちが生徒会のボランティア委員会(片瀬直美委員長)を中心に集めた牛乳パックやアルミ缶の収益金で同町社会福祉協議会(勝山隆之会長)に車いす1台を寄贈した。4日、同校体育館で贈呈式が行われ、同委員から勝山会長に車いすが手渡された。4月から活動をはじめ、全校生徒309人に呼びかけ、生徒や教諭が協力。昨年より3000円ほど多い、計2万4752円が集まり、社協で数が不足気味の、車いすの寄付を決めた。昨年は持ち運び可能なスロープ、おととしは親子が遊べる遊具を寄贈している。
昔ながらやしょうま″り 北小4年 郷土食学ぶ

 総合的な学習の時間で地域の郷土食について学んでいる大町北小学校4年1組の児童30人は4日、涅槃会(ねはんえ)に供えるやしょうま作りを体験した。講師に元大町西小栄養教諭で、地域に根ざした料理をまとめた冊子「伝えたいふるさとの味」を作った横澤はまさんを招き、昔ながらの郷土料理づくりを学んだ。
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12月の一覧
北高生の力作並ぶ いーずらで市内学校展 大町
 大町市内の小・中・高校の児童・生徒が授業やクラブ活動で作成した作品が一堂に並ぶ「市内学校展」が同市仁科町のギャラリー・いーずらで始まった。子どもたちの作品を家族や市民らに見てもらう事で、それぞれの学校の取り組みや様子を知ってもらおうと9年目の開催。
5日から8日までは、大町北高校の作品108点を展示。各学年や美術部が制作した絵画や工芸品、書道や刻字など見事な作品に来場者は見入っている。
老連が施設にぞうきん
 池田町老人クラブ連合会女性部(大澤綾子代表)は4日、同町福祉会館で町内から集めたタオルやぞうきん1063枚を町内公共施設や福祉施設20か所の清掃に使ってもらおうと各施設ごとに振り分ける作業を行った。8日に各施設へ寄付する予定。タオルなどは11月中に男性部も協力し、会員らが集めたもので、1施設に約50枚ほどを寄付する。会員ら8人は丁寧にタオルをたたみ、それぞれの施設で役立つことを願っていた。毎年、3月ごろに寄贈を行っていたが、今年は「年末の大掃除に役立ててほしい」と年末の寄贈となった。同会は同町高瀬荘や安曇野市明科の孝明館の洗濯ボランティアなども行っている。
心一つにステージ披露 小谷保育園で発表会
 小谷村の小谷保育園(山田圭佐美園長、園児80人)で5日、子どもたちの表現活動の一環として恒例の劇発表会が開かれた。園児が日ごろ習い楽しんでいる昔話や童話の舞踏劇などを披露する会で、ことしも一人ひとりが主役となって心を一つにした舞台を作り上げた。 園児は絵本や紙芝居を題材にした「はらぺこあおむし」「桃太郎」「ききみみずきん」などを元気に演じた=写真。未満児にとっては初めての、また来春、小学校に入学する年長組にとっては最後の発表会。時には客席の保護者に手を振ったり、せりふにつまって照れ笑いをしたりと、アドリブも続出したが、自分の役になりきって舞台をつとめていた。