2009年2月19日(木)付


「雨水」 早くも顔出す 宮の森自然園ザゼンソウ
 18日は二十四節気の「雨水」。降る雪も雨に変わり、積もっていた雪もとけ始めるころという。大町市平野口大出の宮の森自然園で、日当たりの良い自然園の南側や川べりで、「春坊主」の異名を持つ春の花ザゼンソウが姿を見せ始めた。 ザゼンソウはミズバショウなどと同じく、湿地帯に生育するサトイモ科の多年草で、雪どけの時期に姿を見せる。自然園では例年、3月中旬ころに顔を出すが、残雪が多い年には4月中旬ころまで遅れる場合もある。
グルメマップでレストラン紹介 小谷のスキー場周辺
 小谷村内の3スキー場などでつくる村スキー場地区再生協議会(松沢貞一会長)は、村内ゲレンデ周辺のレストランを紹介するマップ「ゲレグル」を完成させた。四十数件のレストラン情報を掲載。各店とも、おすすめメニューを写真を使い紹介するなど食欲をかきたてる内容に仕上げた。各スキー場や村役場などで無料配布されている。 村内3スキー場をひとつのフィールドとしてとらえた取り組みの一環で初めて作成した。栂池高原、白馬乗鞍温泉、白馬コルチナの3エリアに分け紹介。おすすめメニューのほか、店主コメント、営業時間、座席数なども掲載。一目で店の詳細が把握できる内容となっている。
スキー学習成果試す 小谷小学校で記録会
 小谷村の小谷小学校は18日、同村栂池高原前山スキー場で今年度のクロスカントリースキー学習のまとめとなる記録会を行った。3年生以上の児童125人が参加して、日ごろの練習の成果を試した。記録会は新雪に恵まれ、保護者が早朝から児童のためにコースを整備。全員が15秒間隔でスタートしてタイムを競い合った。ことしは降雪が少なく、校庭での練習時間が思うように取れない日もあったが、児童は体育の授業以外にも時間を見つけては、各自で練習に励んできたという。
耐久性高いアンテナカバー 小谷商工会が開発 来月発売
 小谷村商工会は、住宅屋外用パラボナアンテナへの着雪などによる電波受信障害を防ぐ新商品を開発した。防水や防雪、撥水効果がある持続耐久性素材を使ったアンテナカバーで、天候に左右されず快適な受信環境を可能とする。すでに大手衛星放送会社から商品化の打診があるなど注目商品として関心が集まっている。来月からの販売を予定している。 アンテナカバーは、電波受信に影響がなく、降雪などに対応した特殊材で覆いかぶせるタイプで、降雪だけでなく、降雨による水膜遮断も実現した。長野市の反射材メーカーと協力し、数か月かけて完成させた。すでに意匠登録を済ませている。同商工会は「耐久性に優れ、年中取り付けたままでも支障がない」と完成に自信をのぞかせる
収蔵棟完成 3月1日会館 松川ちひろ美術館 準備進む
 松川村の安曇野ちひろ美術館(松本猛館長)は昨年12月からの冬期休館を終え、3月1日から開館する。収蔵作品増加に伴う収蔵作品保管場所として建設を進めてきた収蔵棟もこのほど完成し、開館への準備が進んでいる。開館から5月12日までは松本館長・安曇野ちひろ美術館編著のちひろの絵と小林一茶の俳句をあわせた本「ちひろと一茶」出版を記念した「ちひろと一茶展」、「夢と記憶の画家・茂田井武展」の2大企画展が行われる。
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