12月5日今季営業開始 大町の鹿島槍スキー場

大町市平のサンアルピナ鹿島槍スキー場は12月5日から、今シーズンの営業を開始する。利用客の減少など、地域のスキー産業が課題を抱えるなか、独自のリフト券パックや家族連れをターゲットにしたサービスなどを充実し、誘客を図る。

2009年11月27日(金)付


リンゴオーナー収穫に舌鼓 JA大北 大町市内連休でピーク
 JA大北の「リンゴの木オーナー制度」のリンゴ「ふじ」の収穫が、連休にピークを迎えた。関西、中京地方などから収穫に訪れたオーナーらが大町市内の農園で、リンゴを収穫。台風の影響をあまり受けず、小ぶりながらも赤く実った実を摘んだ。同制度は26年目。本年度は市内15のリンゴ農園に、リピーター率8割の485本の契約があった。同市常盤の太田聖吾さんの農園には、51組のオーナーが訪れた。8月に自らが選んだ木にぎっしりとなったリンゴを満面の笑みで収穫。その場で試食したりと収穫の喜びを味わった。
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11月の一覧
街頭犯罪に注意して 安曇野署 とらレンジャーが啓発
 安曇野署や安曇野防犯協会連合会は、年末特別警戒を前にした26日、自転車盗難など街頭犯罪抑止や振り込め詐欺の注意を呼びかける啓発活動を安曇野市豊科のJR豊科駅前で行った。同署管内の安全を守る防犯戦隊「とらレンジャー」も出動し注目を集めた=写真。 赤やピンク、緑のコスチュームを身にまとったヒーローたちは、2つ以上の鍵をかけるツーロックや防犯登録の呼びかけが記されたポケットティッシュを配っていった。 署員らもヒーローの横に並び「年末の特別警戒が始まります」などと、せわしさ増す年末に向けた気の引き締めを周知した。
新施設建設に協働の力 小谷中土 交流センターで住民作業
 小谷村中土で建設が進む「中土交流センターやまつばき」で25日、住民参加による雪囲い作り作業が行われた。 資材提供を県が行い、施工の一部を地域住民が行う「木育推進事業」の一環で、先月実施された施設内の腰壁作りに続いて2回目。地域住民が協働作業により地域材について理解を深め、身近な施設としての意識を高めた。 作業には工事担当者と住民ら30人余が参加。村内産の杉材を利用した雪囲い資材のうち、100枚ほどの板に木材保護着色料の塗料を塗っていった。1時間ほどですべての板の塗装が完了。今回の板を使って、近日中には豪雪から施設を守る雪囲いが取り付けられるという。
大町にコウノトリ 常盤で確認 北へ飛び立つ
 大町市常盤泉で25日午後3時半ころ、水田地帯で羽を休める1羽のコウノトリが確認された。24日に安曇野市で飛来が確認されたものと同じコウノトリで、25日午前中はまだ安曇野市三郷地区で確認されており、午後になって大町市内に飛来したと思われる。水田の中をゆっくりと歩きながら、時折くちばしでエサをつつく姿が見られたが、午後4時過ぎには北の方角に向けて飛び立った。羽にはオレンジ色と青色のマーキング、左足に青色と黒色、右足に黒色の足環がついていた。大町山岳博物館学芸員の清水博文さんは「個体を識別するためのマーキングから、安曇野市で確認されたコウノトリと同じ。移動するのですみつくことはないのでは」と話した。兵庫県豊岡市の県立コウノトリの郷公園によると、今年5月15日にふ化し、野外繁殖で8月8日に巣立ちしたオスで、同公園で8月15日に収容し11月10日に「解放」した。「平成17年から『解放』しているが、関東甲信越地域で確認されたのは今回の長野県が初めて」と話した。26日も午前9時ころから、同市平の水田地帯などでの目撃情報が相次いだ。
大町 山ノ神遺跡を紹介 文化財センターに展示
 大町市文化財センターは館内で、同市常盤の山ノ神遺跡に関する展示を行っている。 同遺跡は、ことし7月18日に一部開園した国営アルプスあづみの公園内の、アルプス大草原の一角にあり、公園造成に先立ち平成7年から12年にかけて、県埋蔵文化財センターによる発掘調査が行われた。 約8000年前の縄文前期を中心とした遺跡からは、住居跡や集石炉、配石遺構などが見つかり、出土物は3万点に及んだが、なかでも「トロトロ石器」と呼ばれる、表面がつるつるに磨かれた珍しい石器が41点出土した。 この石器は国内で120点ほどしか見つかっておらず、その3分の1が山ノ神遺跡からの出土品という。