2010年11月30日(火)付


温泉使い漬物作り 大町市のぐるったネット
 大町市の観光振興に取り組む「ぐるったネットワーク大町」は28日、地域の伝統文化継承を目指す「お菜洗い・野沢菜漬け」体験会を大町温泉郷森林劇場周辺で開いた。来場者が「信濃大町のつけものや」の女性を講師に、温泉を使った漬物作りを学んだ。
「お菜洗い」は地域の初冬の風物詩として親しまれてきたが、少子高齢化や冷水を使う作業の苦労から敬遠されがちという。
参加者は、おけいっぱいに張られた温泉のなかで野沢菜を丁寧に洗った後、冷水のなかで再度洗浄。持ち寄った漬けだるの中に野沢菜を並べ、塩やザラメなどを挟みながら漬け込んでいった。
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11月の一覧
「おいしい」求め盛況 ことし最後の軽トラ市
おおまち再生支援まちづくりの会(坂中正男会長、事務局=大町商工会議所内)は27日、大町商工会議所の駐車場で「第5回信濃おおまち軽トラ・荷ぐるま市」を開催した。7月から毎月最終土曜日に開催されてきた、ことしの「軽トラ・荷ぐるま市」の最終回。
出店は過去最多の16件。穏やかな日差しにも恵まれ、市内外から軽トラックや移動販売車で集まった「おいしいもの」を求め、多くの買い物客が来場した。
ひときわ元気な呼び込みで会場を盛り上げたのは、大町西小学校4年1組(担任・小林誠教諭)の児童たち。総合的な学習の時間に商店街について学び、「大町とれたて野菜店」と、大町の特産品を集めた「みんなおいでよ」の2店を出店した。
思いやる大切さ学ぶ こぶし保育園で観劇会
 大町市栄町のこぶし保育園(中村慶子園長・園児63人)で26日、東京を拠点に全国各地で公演する「劇団バク」の観劇会が行われた。市教育委員会生涯学習課の人権教育総合推進地域事業の一環で、劇から友だちを思いやる大切さを感じ取り、小さなころから人権意識を高めるねらい。
会場の同園遊戯室には、同市東中原町のもみのき保育園(中村裕子園長)園児23人も訪れ、イソップ物語の「アリとキリギリス」に夢中になった。働き者のアリと歌を歌って楽しく過ごすキリギリスがケンカをしながらも互いに謝り認め合う物語を自分たちの園生活に重ね合わせた。
松川村で一日レストラン 郷土食の魅力PR
 松川村の一日レストラン「私の味どう会っネ」は28日、同村のセピア安曇野で開店した。村内の男女約20人が提案した味自慢の家庭料理で来場者もてなし、地元食材や郷土食の魅力をPRした。
村内外から訪れた家族連れなど60人が、バイキング方式で並んだ約30種の料理を堪能。昔ながらのかま「ぬかくど」で炊いたコシヒカリや、季節の野菜を使ったおやきなど、出来立ての料理に舌鼓を打っていた。
白馬自慢の食材PR 田舎の郷土料理でもてなし
 白馬村の郷土料理に親しむ一日農家レストラン「白馬の母ちゃん『あったかごはん』」が29日、村内の古民家・庄屋丸八で開店した。大北調理師会白馬支部など食にかかわる村内4団体が料理を担当。地元食材をふんだんに使った素朴な田舎料理で来場者をもてなし、白馬自慢の食材をPRした。
 会場となった庄屋丸八には正午になるとともに、約50人が訪れた。バイキング形式で行われ、テーブル上には、こんにゃくと油揚げの甘辛煮や干しなすのいため煮など白馬で古くから親しまれてきた郷土食を中心に彩り豊かな約30品目が並んだ。
里にも本格的に降雪 今季初 低気圧通過で
 寒気を伴った気圧の谷が通過した影響で29日、白馬村を中心とした大北地域の里へも、今シーズン初となる本格的な降雪があった。白馬村内では午後11時半ころから断続的に降り始め、1時間ほどであたりを白銀の世界に包んだ。
 長野地方気象台によると、30、1日にかけて天候は回復を見せるというが、週末には低気圧が接近すると見られ、大北地域の降雪を予想している。
 北アルプスでは、例年より2週間ほど遅い10月26日に初冠雪を確認している。
 スキー観光に携わる関係者は口々に「恵みの雪」と喜び、順調な降雪を願っていた。