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3月の一覧

2011年3月22日(火)付


市営CATV準備着々 職員が番組作成研修
 大町市で4月から始まる市営ケーブルテレビ事業に向けて、市は17、18日、自主放送番組作成の研修を庁舎内で開いた。NHK放送研修センターから講師を招き、職員ら6人がテレビ番組制作の基本を学んだ。
講師は、取材の方法、テレビ番組としての表現、わかりやすい番組のつくり方や、映像編集の基本などを指導。加入者や3万市民を代表して取材するという意識で対象にあたることなどを学んだ。実際に庁舎内で取材を練習し、ビデオの撮影方法や録画しながらのインタビューを実習した。
被災地支援各地で 住民主体の輪が拡大

 太平洋沿岸を中心に甚大な被害をもたらした東北地方太平洋沖地震や県北部地震。大北地域でも住民主体の被災地支援の輪が拡大している。大町青年会議所や大町市少年硬式野球連盟リトルリーグ、池田町の有志でつくる被災地支援団体、大町市美麻の新行自治会などは20、21の両日、義援金や支援物資募集活動を各地で展開した。


小谷 やしょうま作り教室 地域 伝統食に触れる
 JA大北おたり支所女性部の南小谷支部(千国日出子支部長)はこのほど、同支所で「やしょうま作り教室」を開いた。多数の部員が参加して、地域の伝統食に触れた。
 やしょうまは、お釈迦様の命日である涅槃会(ねはんえ)に供える、米の粉で作った料理。名人の細田いつさんの指導を受けながら、着色した米の粉をいくつも組み合わせて、美しいヒマワリの花の文様となるやしょうま作りに取り組んだ。
スポーツ縁 被災地支援 ソフト協や体協義援金
 東日本各地に大きな被害を与えた東北地方太平洋沖地震災害で、大町市ソフトボール協会(島田剛志会長)と大町市体育協会(竹村武人会長)は17日、地震被災者への義援金を牛越徹市長に手渡した。スポーツを通じて交流のある地域が災害に遭ったことから、市・市社会福祉協議会・日本赤十字社大町支部で募っている義援金を通し、被災地の支援に役立てる。
ソフトボール協会は、市内で開く全国ソフトボールに被災地の宮城、岩手、茨城、千葉の各県から参加したチームがあるなど、スポーツを通じた縁があることから義援金の寄付を決め、10万円をまとめた。体協も、会員各クラブによる基金から20万円を託した。
池田から被災地へ
 池田町議会、町社会福祉協議会、住民有志でつくる被災地支援池田町民ネットワークと池田マウンテンバイククラブは21日、被災地の下水内郡栄村へ、地域から寄せられた物資の搬送や、炊き出しなど支援活動に向かった。
参加者16人は早朝から、被災者が必要としているおむつや飲料水などをトラックに積み込んだ。地元企業に対する議会の支援要請に応え、安曇野市北穂高の製麺会社・赤だすきが、うどんやそば2000食分を提供した。
仙台の球友にエール
 大町市少年硬式野球連盟リトルリーグ(吉沢正毅会長)は19、20の両日、義援金の募金を呼びかけ、試合など通じ交流がある仙台の球友にエールを送った。リトル、マイナー、シニアリーグの選手ら約60人が、市内大型店やJR信濃大町駅前で店の利用者などに義援金への協力を大きな声で呼びかけた。
 平成16年に同リーグがリトルリーグ春の全国大会に出場した際、1回戦で仙台東リーグと対戦、それ以来交流を深めていた。今回の震災のなかでようやくとれた連絡で、仙台東リーグの選手たちが炊き出しなどをして被災者を支援していると聞き、できることをしようと義援金募金を行った。市社会福祉協議会を通して寄付される予定。