2011年8月17日(水)付


「カシマツリ」にぎわう 鹿島槍で音楽の宴初開催
大町市平の鹿島槍スポーツビレッジで16日、県内最大級と銘打つ野外音楽イベント「カシマツリ」が開幕した。北アルプスの麓に国内外から約70人のアーティストが集い、17日の朝までオールナイトで演奏する若者の音楽の宴が初開催された。
メーンステージはDJのプレイでスタート。会場にはヒップホップのサウンドが響き、最前列の来場者はMCのラップに合わせて手を掲げて、体を揺らして音楽を楽しんでいた。
会場には飲食やエスニックな衣類などのブース、夏スキー/スノーボードエリアなどのレジャーが並び、高原はフェスティバル一色。来場者は音楽を楽しんだり、テントを持ち込んでキャンプしたりと、それぞれに自然豊かな高原を満喫していた。
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8月の一覧
「滝澤城主滝澤宗重公」 郷土史家竹内さん出版 池田町

 池田町会染滝沢の郷土史研究家・竹内保寿さん(86)はこのほど、地元の戦国武将について記した「滝澤城主滝澤宗重公」を自費出版した。研究人生の集大成として、地域の文化遺産を遺した武将を世に出そうと、現代まで続く系譜にスポットを当てた。
連携で南信州の味PR 白馬でうまいもの市
 白馬村の五竜(駒谷嘉宏社長)は13、14の両日、「地産・地消・地集・信州うまいもの市」を白馬五竜スキー場エスカルプラザで開いた。上伊那郡中川村と、上水内郡小川村の農家が栽培した地場産野菜などを直売し、観光客らの人気を集めた。
 中川村は上伊那郡の最南端に位置し、中央に天竜川が南下する自然豊かな村。気候が温暖で水はけの良い河岸段丘に囲まれた農地で生産するリンゴなどの果物や野菜、加工品などが特産品。小川村は「日本の里100選」にも選ばれている北アルプスの雄大な景観が美しい村。豊かな土壌に恵まれ野菜作りが盛んな農業の村として知られている。
 同社は民間の立場から、地域ごとに異なる特産物や個性豊かな食文化を紹介し、相互の活性化を図る。



光と音に復興の願い 木崎湖花火と灯籠流し

 大町市の夏の風物詩、第69回木崎湖花火大会と灯籠(とうろう)流し「水と光と灯(あか)りの祭典」は15日、木崎湖畔で開いた。ことしは「がんばろう日本 祈!東日本大震災の復旧と復興」を掲げ、灯籠と花火が湖面を照らし、大町の夏の夜を彩った。
花火大会に先立ち行われた仁科神社の湖上慰霊祭では、被災地の岩手・宮城・福島各県の市町村名が記された灯籠に、祝詞が上げられた。戦没者や水難者とともに大震災犠牲者を悼む約2000個の色とりどりの灯籠が湖に放たれた。

 市内各企業が協賛した豪華なスターマインや友人などに送るメッセージ花火、ナイアガラなどの花火が次々と上がり、来場者は真上の空を見上げ、光の芸術に酔いしれた。
牛越徹市長は、「震災後の一日も早い復旧・復興の願いを込めた花火大会。『頑張ろう日本』を合言葉に、花火と灯籠の音と光を通じて、全国に元気を送りたい」とあいさつした。