2011年9月27日(火)付


中国スキー場関係者視察 白馬村で歓迎式典
 中国瀋陽市でスキー場を運営する経営者や社員らがこのほど、白馬村のスキー場を視察に訪れた。23日は村関係者らが出席して、白馬五竜スキー場エスカルプラザで歓迎式典が開かれ、同村のスキー場や冬シーズンの魅力をPRした。
 同村でウインタービジネスを展開するクロスプロジェクトグループ代表の辻隆社長が、スキー産業が急成長している中国に大きな可能性を感じ、インバウンドの新たな観光商品として、白馬へのスキー旅行誘客を進めようと中国側に呼びかけ、訪日が実現した。
原爆事故の影響学ぶ 安曇野パーマカルチャー塾 池田町

循環型社会の構築を目指す「安曇野パーマカルチャー塾」(梅崎靖志代表)は24日、福島第1原発事故の影響を学ぶ講演会を池田町広津の成就院で開いた。町内外から参加した子育て世代の保護者ら約120人が、「未来バンク事業組合」理事長・田中優さんを講師に、放射性物質の危険性やエネルギー供給のあり方を学んだ。
歌や踊りで長寿祝う 松川村 東松川区敬老会
松川村東松川区(山本竹利区長)は24日、75歳以上の区民を対象にした敬老会を、村すずの音ホールで開いた。お年寄りやボランティアら65人が出席し、日本舞踊や民謡のステージ、来場者参加のカラオケなどを通じて長寿を祝った。
会場では住民ボランティア手作りの料理が振る舞われ、お年寄りたちが赤飯やお吸い物に舌鼓を打ちながら、芸能のステージを楽しんだ。炭坑節にのせた「ミニボラの歌」の合唱も行われ、長寿を喜ぶ元気な歌声が響いた。
東松川区ではことし、101歳を最高齢に、75歳以上の高齢者が140人を数えるという。住民ボランティアが主催する月1回の交流会「東松川ミニボラサロン」などを通じて、高齢者の元気づくりを図っている。
秋の交通安全運動各地で 大町の少年 団街頭啓発
大町地区交通安全協会(中村博郎会長)は「秋の全国交通安全運動」期間中の25日、交通少年団による街頭啓発を大町市の上橋東待避所で行った。市内4小学校の4年から6年生まで、緑色の制服に身を包んだ団員たちが、手書きのメッセージをドライバーに手渡し、安全運転を呼び掛けた。
啓発活動には団員と地区安協各支部の役員、大町署や市の職員ら52人が参加した。待避所に自動車を誘導し、団員たちが「お仕事と安全運転をがんばって」「お酒を飲んだら運転しないで」などと書かれた手紙150通を、ドライバーに配布した。
中村会長は「秋になり景観が良くなる季節。脇見運転には気をつけて。子どもを巻き込む事故が増加するなか、歩行者も横断歩道での左右確認を徹底してほしい」と話した。
旬の味テーマに料理 大北調理師会 しなの食大学 白馬
 大北調理師会(北澤英明会長)主催の「しなの食大学」が22日、白馬村神城の農業体験実習館で開かれた。大北の各地で料理講習会を中心に地域の食を学び、食生活の改善普及と健康向上などを目的とする事業の一環。会員や一般ら多数が参加して、秋の旬の味をテーマに学んだ。
 白馬支部会員の奥野辰一郎さんが講師を務めた。秋の旬の味覚をテーマに「柿なます胡麻酢あえ」「あられ長芋とんぶり梅みそあえ」「そば粉のガレット風白馬豚しゃぶロール巻き」など、7品を作った。
 和食の基本中の基本のだしの取り方を指導。参加者は秋の味覚をよりおいしくするためのノウハウが凝縮された講義を真剣な表情で学んでいた。
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9月の一覧
資源回収収益 義援金に 小谷小中学校PTA
 小谷村の小谷小学校で23日、PTA活動の一環として資源回収が行われた。回収は毎年実施し、収益はPTAの活動費に充ててきたが、ことしは震災で被災した人々の一日も早い復興に向けて、支援活動を推進することを目的に、震災の義援金にすることを決めた。
 趣旨に中学校PTAも賛同し、この日は小中PTAの協力のもと、児童や保護者が軽トラックなどで村内全域を回り、アルミ缶やビン類を回収した。例年以上に多くの物資が寄せられ、児童生徒は懸命に分別作業に取り組んでいた。
 収益金は小谷村社会福祉協議会を通じ、東日本の被災地や栄村などに送られる予定で、息の長い支援をめざすという。PTA会長の北村順二さんは「みんなで汗を流した義援金ということで、被災地の人々とつながろうという思いが大きくなるのでは」と話していた。