スキーの魅力再確認 小谷体協 スキー部OB会が村民の集い
 小谷村体育協会スキー部OB会(中村勲会長)は14日、スキーを通じた住民同士の交流を図る、第3回「村民スキーの集い」を栂池高原スキー場で開いた。ことしは県スキー発祥100周年を記念したセレモニーを開き、競技の発展を願った。
 集いには会員と村民約40人が参加した。中村会長と体協スキー部の伊藤金夫部会長がそれぞれ、トーチを手にゲレンデを滑走。参加者の前で火を合わせ、これまでの100年から101年目への引き継ぎを表現した。式典終了後、参加者はOBからアドバイスを受けながら、和やかにスキーを楽しんだ。
お菓子作りと会食交流 松川のすずむし荘で
 松川村社会福祉協議会(会長=平林明人村長)は16日、ボランティアで配食サービスを行っている「まめまめ弁当」の調理ボランティアと利用者の「まめまめ会食交流会」を同村西原のすずむし荘で開いた。お菓子作りなどを通して親睦を深めた。
 同サービスは村の在宅生活総合支援事業の一環として平成3年から行っている。ボランティア約60人が交代で毎週水曜日に「まめまめ弁当」(300円)を作り、利用者約50人を2班に分け、夕食として月2回届けている。会食交流会は利用者の要望や意見を聞き運営の参考や参加者同士の交流を図ろうと年2回行っている。
丹精込めた製品校外販売 池田町の安曇養護高等部
 池田町の安曇養護学校高等部は17、18日の両日、町内や安曇野市の3か所で校外販売を行っている。製品を製作した生徒自ら訪れた客とふれあいながら、革製品や陶芸、木工など丹精込めて作った製品を販売している。
 年に2回行っている校外販売で、高等部の1〜3年の89人の生徒が製作に携わった。
 ことし初めて販売場所となった町総合福祉センターでは、販売開始直後から次々に客が訪れ、製品を買い求めていた。人気の高い、パウンドケーキやクッキー、革表紙のシステム手帳、新入学生のためのお弁当袋や陶器製のひな人形など季節の品もそろえて販売し、生徒たちは客に元気良く製品の良さを伝えていた。
学習の成果一堂に 大町 いーずらで南小学校展
 大町市教育委員会主催の市内小中高校の児童、生徒の作品を各校巡回で展示する、「市内学校展・大町南小学校」は20日まで、同市仁科町のギャラリー・いーずらで開いている。全校児童の作品約400点を展示し、学習の成果を紹介。作品はいずれも見事な出来栄えで、学年ごとの取り組みや成長が感じられる。
 1年生は紙版画、4年生は初めて彫刻刀を使った木版画で、自画像を制作。笑顔などとびきりの表情が並んでいる。5年生の一版多色版画はことしの干支(えと)にちなみ、「ぼく・わたしの辰・竜・龍」と題してカラフルで個性的な作品を出展した。
北ア広域ごみ処理問題 施設を地域振興手段に 大町市連合自治会総会 建設候補地を募集
 大町市連合自治会は16日、平成24年総会を市役所で開いた。行政連絡で、北アルプス広域連合の広域ごみ処理施設建設事業の来年度計画が示され、「施設建設を地域振興に結び付ける手段として活用してほしい」と、候補地の募集が呼びかけられた。
 広域連合はこれまでの候補地断念の経過を踏まえ、地域合意を第一に3市村で独自に候補地を募集し、広域連合に推薦するという選定の枠組みを説明。11月をめどに候補地を絞り込み、生活環境影響調査にとりかかるスケジュールを示した。
新酒「雨飾山」雪室に 道の駅おたり 初の埋め込み作業
 小谷村の道の駅おたりはこのほど、村振興公社の全面協力を得て、小谷温泉上部の旧雨飾荘周辺に、醸造され瓶詰めされたばかりの新酒「雨飾山」360_g500本分を雪の中で寝かす作業を行った。雨飾山は小谷産の棚田米と雨飾山の湧水で仕込んだ純米吟醸酒。
 通常は製造過程で火入れと呼ばれる加熱作業を行っているが、今回はしぼりたてそのままの無ろ過生原酒の仕込みで雪に寝かすことに初挑戦した。関係者は「すべて小谷のものを使って造られた酒が、この豪雪でどんな変化を見せるのか楽しみ」と話している。
 旧雨飾荘は冬の間雪に閉ざされ、3bを超える豪雪に覆われている。関係者は雪の壁を切り崩し、雪室を作って酒の箱をていねいに並べて埋めていった。雨飾山のふもとの雪の中で寝かされ、4月ごろに掘り出される。

2012年2月18日(土)付


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