勝山氏接戦制し再選 池田町長選 松沢氏猛追及ばず
  任期満了に伴う池田町長選は24日、投開票が行われ、現職で会社役員・勝山隆之氏(66)=無・1丁目=が3533票を獲得し、新人で元全農総務部長の農業・松沢周三氏(65)=無・正科=に677票差をつけ、再選を果たした。投票率は74・01lで、前回の投票率を4・59ポイント上回り、減少傾向だった投票率は反転。激しい舌戦への町民の関心が高まった。勝山氏は「人が輝き、歴史と自然を大切にし、活力ある美しい町づくり」を掲げ、「草の根」選挙に傾注した。松沢氏は出馬表明当初からの知名度の低さで一歩およばなかった。【関連記事8面に】
環境への取り組み学ぶ JC長野ブロック協 自然エネルギー体験会
 日本青年会議所北陸信越地区長野ブロック協議会は24日、自然エネルギーの体験会「フィールドワーキング」を大町市で開いた。 県内各地から家族連れなど約80人が参加し、大町ならではの豊かな自然を生かした、地元の環境への取り組みを学んだ。
参加者は、循環型社会の実現に向けて活動する「NPO地域づくり工房」の案内で、高根町のミニ水力発電所や、八坂地区の自然の冷蔵庫「鷹狩風穴小屋」などを見学。エネルギー博物館の薪バス「もくちゃん」にも試乗し、廃材燃焼で発生するガスを生かした動力の仕組みを体感した。
懐メロ表情ほころぶ 松川のまる庵お楽しみ会
 松川村南神戸の宅老所まる庵(水口象義・管理責任者)で22日、お楽しみ会が開かれた。安曇野市穂高を拠点とするペガサス歌謡教室メンバーが自慢の歌声を披露、懐かしいメロディーに利用者の表情もほころんでいた。
 「リンゴ追分」や「花街の母」「酒よ」など馴染みある名曲の数々に利用者も手拍子しながら口ずさんでいた。
 まる庵はことし1月に開所したばかり。管理責任者の水口さんは「ボランティアはじめ地域の人々と連携を深めながら、地域に密着した宅老所をつくっていきたい」と話す。
住民とふれあい学ぶ 東ティモール学生白馬に
 国の国際交流事業の一環で、東ティモール民主共和国の大学生ら15人が22日から、白馬村を訪れている。ホームステイや農業体験などを通じて、住民とふれあいながら、日本の文化や産業を学ぶ。
初日は村役場で太田紘煕村長を表敬訪問。国旗と同じ色が織り込まれた、伝統の織物「タイス」を贈った。学生代表のディルソンさん(23)は「私たちを受け入れ、貴重な機会を設けてくれた、日本や白馬村に感謝したい。交流を通じて互いに伝統文化を学ぶことができれば」と話した。
 太田村長は「同じアジアの一員として、手を取り合いながら、交流を深めたい。冬期五輪の会場にもなった白馬村。環境の素晴らしさや住民の心の温かさを知ってほしい」と歓迎した。
ボール運動けが防止 大町市美麻社協で体操教室
 大町市の美麻地区社会福祉協議会(飯沢要会長)は22日、美麻総合福祉センターで体操教室を開いた。
 同教室は、地域の人たちが外出する機会を作り元気で長生きしてもらおうと、金曜日(不定期)にレクリエーションや健康運動などを行っており、この日は23人が参加した。
 矢口直子さんの指導で「ミニ遊び教室」でボールを使ったり音楽に合わせて転倒防止の運動やストレッチなど行った。
不徳の致すところ 松沢氏
 松沢陣営では会染滝沢地区の事務所に、午後8時過ぎから支持者らが詰めかけ、約60人が開票結果を見守った。午後9時55分ころ、「敗戦」が伝えられると、会場には驚きの声とため息が漏れた。
松沢氏は「期待に応えられず、残念な結果となり、申し訳ない。私の不徳の致すところ。有権者の判断として、厳粛に受け止めたい。皆さんに努力していただいて、これほど善意を身近に経験したことはない」と述べた。
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2012年6月25日(月)付