地域の12団体成果披露 白馬、小谷合同で しろうま音楽祭
 白馬村の白馬ウイング21ホールで21日、「第15回しろうま音楽祭」(同実行委主催、大糸タイムスなど後援)が開かれた。白馬と小谷両村で活動する音楽愛好家が一堂に会し、日ごろの練習成果を披露する地域密着型の合同発表会。小谷や白馬の小中学生をはじめ、地元の合唱サークル、吹奏楽団など12団体が出演して、美しい音色を会場いっぱいに響かせた。
 前半に合唱やコーラス、後半は吹奏楽の演奏が披露された。幅広い曲目とさまざまなパフォーマンスを盛り込んだ工夫を凝らしたステージを展開。次世代を担う子どもたちや、長年のキャリアを積んだグループのさまざまな音楽表現が聴衆を魅了した。
食や健康多彩な催し 安曇病院、JA大北池田 病院祭・農業祭にぎわう
 池田町の厚生連安曇総合病院やJA大北池田地区などは21日、恒例の病院祭・農業祭「『絆』〜地域の再生をめざして〜」を同院や町公民館周辺で開いた。安曇総合病院会場を健康や福祉についてふれる「いやしの広場」、池田町公民館周辺を安全な食について考える「食と健康会場」とし、さまざまな催しが行われた。多くの近隣住民が会場を訪れ、食や健康を身近に考えた。
 病院内では健康チェックコーナーや子ども向けにドクターやナースの服を着て記念撮影をするコーナー、公開講座など病院ならではの出し物で訪れた人を楽しませた。
秋晴れ3200人駆ける 大町アルプスマラソン
 北アルプスのふもとを舞台に走る市民ランナーの祭典、第29回大町アルプスマラソンは21日、大町市の日本陸上競技連盟公認コースで開いた。過去最多の総計約3200人のランナーが、紅葉した秋晴れの大町を駆けた。
 大町運動公園陸上競技場を発着点に、松川村境から木崎湖までを往復する日本陸連公認のフルマラソンコースは、県内2か所のうちの一つ。ランナーたちは沿道の応援を受けながら、完走を目指して走り抜けた。
幻想的 夜の黒部ダム 関西電力がライトアップ
 立山黒部アルペンルートの黒部ダムとトロリーバスを管理する関西電力は20日、黒部ダムプレミアムイベント2012「ライトアップと星空鑑賞」を開いた。日本最大級の黒部ダムが夜空の星と月の下に照らし出され、普段は見ることができない幻想的な姿を見せた。
 参加者によるカウントダウンと同時に、蛍光灯と水銀灯で照らされた巨大なダムが浮かび上がり、限定100人の参加者が歓声を上げていた。雲の隙間から澄んだ星空が広がり、大町エネルギー博物館職員が星座を解説。平地では見られないほど小さな星も見える夜空に、流れ星もきらりと流れた。
地域一丸 競技に奮闘 松川で村民運動会
 松川村の「2012村民運動会」が21日、同村川西運動公園野球場で開かれた。快晴のスポーツ日和のもと、1000人以上の村民が集まり、リレーや大縄跳びなどの競技に奮闘した。
競技は16の分館対抗で、大人から子どもまで協力して行われた。綱引き「分館力くらべ」やムカデリレー、人生航路など点数を競う競技では、地区の仲間たちからの声援を受けながら、真剣な顔つきで競技に挑んでいた。
「正調安曇節」や「ふるさと音頭」を踊ったり、信濃国松川響岳太鼓の演奏など松川村ならではの運動会が繰り広げられた。
棚田オーナー米脱穀 小谷村伊折 東京農大生が体験交流
 オーナー制度による棚田の米作りを取り入れている小谷村で、脱穀作業が行われた。全国各地から集まった多数のオーナーが、豊作を喜びながら作業に汗を流した。
 このうち伊折地区では、同地区を拠点に学習活動を行っている東京農業大学の学生が、農村の生活文化を体験して学習活動を深めようと、田植えから収穫まで一連の作業を手伝った。
 同地区では本年度、18軒のオーナーを受け入れた。高齢化が進む伊折地区の農家では当初、受け入れ件数を少なめに見込んでいたという。農大側の申し入れがあり、労力の確保が可能になったことから、受け入れ件数を増やすことができた。大学側は「学生にとっても地域との交流が深まることは大きなプラス」と、交流の輪が広がった。
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10月の一覧

2012年10月23日(火)付