白馬の昔を聞こう 子育て支援ルーム 丸山さんスキー振興語る
 白馬村の子育て支援ルームで12日、育児講座の一環として村内在住の丸山澄雄さんを講師に「白馬の昔を聞こう」をテーマにした講演の最終回が開かれた。約40年にわたり教職にたずさわり、現在は同村の文化財保護委員として地域文化の振興に努めている丸山さんの豊かな人生経験から、郷土への愛着を深めてもらう企画。ことしは3回シリーズで開いた。
 最終回はことしでスキー伝来100年を迎える白馬村のスキー振興の歴史と、登山道に設置されているケルンや鐘の役割について解説した。
事故防止向け指導 解禁日に狩猟パトロール 大町市
 狩猟解禁日の15日、事故防止に向けた「狩猟安全パトロール」が大北地域で行われた。県北安曇地方事務所や大町署、大北地区猟友会、鳥獣保護員から参加した25人が、3班に分かれて管内を巡回し、狩猟者への指導や住民への周知を図った。
大町市の居谷里貯水池では、パトロール隊が解禁となる日の出に合わせて、カモ猟に訪れた狩猟者への啓発活動を行った。署員や県職員がチラシを手渡しながら、禁猟区の徹底や銃器の適正な取り扱いなどを呼び掛けた。
 県地方事務所林務課によると、狩猟期間は来年3月15日まで。住民に対し、野山に入る際「できる限り、目立つ格好をする」「狩猟者の住所、名前を記した標識がついた網やわなには近づかない」など、注意を促している。
「遊び」がつくる運動習慣 美麻小・中学校 東海大講師が講演

 大町市美麻の美麻小中学校(山浦和彦校長)でこのほど、東海大学体育学部の内田匡輔講師を招いた、児童生徒の実技指導とPTA向けの講演会が行われた。講演では、「運動ができるって?」と題し、子ども時代の運動習慣づけの大切さと、どのように家族や大人が習慣づくりにかかわっていくかを伝えた。
大北からの支援着実に 気仙沼市「みちびき地蔵」再建
 東日本大震災の津波で全壊した気仙沼市大島の「みちびき地蔵」の地蔵堂がこのほど、再建された。再建への資金源のひとつとなった気仙沼大島観光協会発行の絵本「みちびき地蔵」は、気仙沼などエリアとする地域紙・三陸新報社と協力関係にある大糸タイムスを通じて大北地域からも多くの購入があった。遠く離れた大北地域からの支援も着実に現地復興の一端を担っている。
 みちびき地蔵は、お堂とともに3体の地蔵が東日本大震災の津波で流された。復興の象徴として再建しようと気仙沼大島観光協会が中心となり、絵本発行など再建に向けて全国に支援を呼びかけていた。
関東信越鑑評会で 大北の酒造2社が優秀賞
 本年度の第83回関東信越国税局酒類鑑評会で、大北地域の酒造会社2社が優秀賞を獲得した。池田町の大雪渓酒造(薄井敦行社長)は純米酒と吟醸酒の部でダブル受賞、大町市の北安醸造(伊藤敬一郎社長)は純米酒の部で3年連続の受賞を果たした。
 鑑評会は酒造りの技術向上を図ろうと毎年行われ、ことしは226の酒蔵から吟醸酒215点、純米酒205点が出展された。10月に行われた2回の品質評価で、吟醸酒66社、純米酒61社が優秀賞に輝いた。
 
有効活用の橋渡し 白馬村 タンテの会リサイクルバザー
 白馬村の女性有志でつくる「タンテの会」は13日、役場多目的ホールで恒例の「リサイクルバザー」を開いた。
自分は使うことは無くても捨てるには忍びない、家庭で不要になった生活用品を、必要とする人に有効に活用してもらえるよう、橋渡しの役割をする場として年2回実施。
「整理もつくし、ものも生きる」という思いで半年に1回の開催を心待ちにしている人も多い。今回も出店が40店余を数えた。豊富な品ぞろえと安さが人気を集め、早朝から多数の来場者でにぎわった。
 環境問題についての取り組みを行っている団体を紹介するブースも設けられ、関心を集めた。バザーの出店料は、村の福祉事業に役立ててもらうことを目的に、同村社会福祉協議会に寄付される。
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11月の一覧

2012年11月16日(金)付