わら細工 達人の技術学ぶ 小谷村伊折で「いぬつぐら」
 小谷村伊折地区の住民はこのほど、同地区公民館でわら細工の講習会を開いた。1月に実施される村女性の達人の技と知識を学ぶ体験プログラム「嫁修行」の指導者養成が目的。地元の達人から伝承の技を学んだ。
 今回予定しているのは、わら細工の「ねこつぐら」を進化させた「いぬつぐら」。ねこつぐらは、わらを釣り鐘のように編みあげた、日本伝統の猫用ハウス。つぐらは「わら製の器」の意味があり、保湿性が高く通気性に優れ、冬暖かく夏は涼しいことから、赤ん坊を入れて子守りに使ったり、飯びつを入れたりと多様な目的に利用されていた。
大町地酒で巨人優勝祝う 市野屋商店 樽酒「不滅の巨人」

 3年ぶりの日本一に輝いたプロ野球・読売ジャイアンツ(巨人)の勝利の美酒は、大町の地酒「不滅の巨人」。同球団のセ・リーグ優勝、日本シリーズ優勝の祝勝会ビールかけと、優勝祝賀会の樽(たる)酒は、市内の醸造元・市野屋商店(福島敏雄社長)から四斗樽が送られ、バットでの鏡開きが行われている。
豪華和洋おせちに挑戦 松川村すずの音クッキング
 松川村すずの音ホールでこのほど「すずの音クッキング」(公民館主催)が行われた。生涯学習インストラクターの中牧美郎さんを講師に、豪華な和洋おせち料理を作った。
メニューはローストポークアップルソース添えとじゃがいものマルキーズ風、海の幸のサラダ、信州サーモンのマリネ、酢レンコン、紅白なます、松風、菊花かぶ。
ハーブとリンゴジュースに漬け込みグリルで焼いた豚ロースには、甘く煮詰めたリンゴソースを添えた。バターと牛乳を加えたじゃがいもは練りつぶし、卵黄を加え塩こしょうしたものを絞り袋で絞って焼き色をつけた。
中牧さんは、行程を理解してもらうのが大事と、細かく指導にあたり、参加者は手の込んだ料理を手際よく仕上げるために、てきぱきと動き回った。
鳥獣対策 地域の課題実感 美麻小中 ジビエカレー給食に
 大町市の美麻小中学校(山浦和彦校長、小学生56人、中学生38人)で12日、シカ肉を使った「美麻ジビエカレー」が給食で提供された。地域の鳥獣被害防止の取り組みを実感し、命をいただいた。
地元の猟友会員などで組織する美麻ジビエ振興会(種山博茂会長)が卸したシカ肉9`を子どもにも食べやすいようにと工夫し、調理したカレーがテーブルに並んだ。児童や生徒はジビエ振興会員や地域の関係者らと席を囲んでスプーンを口に運び、「いつものカレー肉と違う」「歯ごたえがあっておいしい」と笑顔で皿を空にしていた。
給食は、振興会の呼び掛けで実現。同会では野生鳥獣被害を防止しようと捕獲する中で、中信地区初の食肉処理施設を発足させ、獣肉を消費する販路を模索していた。
代行宛名書きで親ぼく 白馬 白嶺で局職員がボラ
 白馬村の特別養護老人ホーム白嶺で8日、大北管内の郵便局職員による入所者のお年寄りの年賀状の宛名書き代行ボランティアが行われた。
 日ごろの局への理解と協力に感謝し、小さな文字を書くのが苦手な高齢者の手助けをすることで地域に根ざした福祉活動で返礼していこうと、白馬・神城両局の呼びかけで始まった。ことしは管内6局の局員や家族が参加して宛名書きを手伝った。
 局員らは白嶺の職員が作ったアイデアあふれるデザインの年賀状に、一点・一画に心を込めて住所や名前を書いていった。お年寄りの近況報告なども本人の希望を聞きながら書き添えた。
 毎年参加している職員はお年寄りともすっかり顔なじみで、お年寄りもこの日を楽しみにしているという。昔の思い出に耳を傾けながら、親ぼくを深めていた。
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12月の一覧

2012年12月13日(木)付