官民一体で村づくりを 白馬商工会が賀詞交歓会

 白馬村の白馬商工会(杉山茂実会長)は9日、新春賀詞交歓会を村内の「レストランかしわ」で開いた。地元の事業所やスキー場、行政の関係者ら、出席者約90人が親睦を深めながら、主産業の観光など地域経済の発展に向けて連携を確認した。
通報の正しい利用知って 「110番の日」大町署が啓発
「110番の日」に合わせ、大町署は10日、JR信濃大町駅前で啓発活動を行った。県警のマスコット「ライポくん」が登場。署員や防犯協関係者約10人とともにチラシなどを配り、110番通報の正しい利用を訴えた。
110番通報は事件・事故の際の緊急電話で、県警本部の通信指令課につながり、各署や警察官などに無線で指令が伝わる。
平成24年は全県で総受理件数が9万9643件で、そのうち大町署分が2728件。内訳は事件事故が1273件だが、相談・照会が888件、無効件数(間違い・試験・いたずらなど)が567件など、緊急を要さない通報が増加傾向にある。
チラシでは、110番通報のポイントとして@何が、Aどこで、Bいつ、C犯人は、D現在の状況を落ち着いて伝えるように説明。落とし物や拾い物、地理案内などは最寄りの警察署などへ、相談事は警察安全相談電話へかけるように示している。
白馬村 スキー伝来100周年イベント 「発祥の火」で八方尾根火祭り
 1月12日は、オーストリアのレルヒ少佐が明治44年(1911)に、日本へ初めてスキーを伝えた「スキーの日」。白馬村ではスキー伝来100周年を迎える今シーズン、節目を盛り上げるさまざまな記念イベントが開催される。
八方尾根観光協会は村関係者とともに、発祥の地・新潟県上越市を訪れ、レルヒ像前にともる「日本スキー発祥の火」をランタンに分火し持ち帰る。2月16日に白馬八方尾根スキー場で開催される、伝統の第43回八方尾根火祭りまで保管し、たいまつ滑走などの種火として活用する。
協会の三枝兼径会長は「火祭りで過去の100年を振り返るとともに、将来を担う若者たちによるデモンストレーションを披露できれば。節目を盛大に盛り上げたい」と話した。
大谷室蘭と12日対戦 大町北高女子サッカー部
2度目の全国大会へ出発

 大町北高校女子サッカー部イレブン(金子純也監督・長澤千夏主将)は10日朝、第21回全日本高校女子サッカー選手権大会の決戦の地、静岡県磐田市に向け出発した。北高の初戦は12日午前11時45分から磐田市竜洋スポーツ公園で北海道代表の大谷室蘭と対戦する。
 選手たちは午前6時半ころ、同校正面玄関前に集合した。緊張した様子はなく、校舎に向かい整列し「いってきます」と大きな声をそろえバスに乗り込んでいった。
親子でまゆ玉飾り JAおたり支所に寄贈
 JA大北おたり支所女性部の南小谷支部は8日、親子で小正月のまゆ玉飾りを作り、同支所金融課窓口と生活店舗に寄贈した。華やいだ雰囲気を醸し出し、利用者の目を楽しませている。
 子どもたちに昔ながらの伝統と季節感を感じてもらい、支所への新年度のあいさつを込めて毎年行っている。約20人が参加して、作業に取り組んだ。
 まゆ玉はかつて養蚕が盛んだった時代、蚕がより多くのまゆを作ってくれるようにと、米の粉をまゆの形に見立てたもの。
 参加者は会員が用意した、高さ2bほどのミズキに、米の粉を練って緑や赤に着色した生地を、まゆや野菜をかたどったり、思い思いの形にして、ていねいに飾りつけていった。作業の合間にはまゆ玉の由来や昔の風習についての説明も聞き、興味深そうに耳を傾けた。
「雪中人参」出来栄え上々 小谷村 李平耕作組合が収穫
 小谷村北小谷の「李平耕作組合」(小池利治代表)の共同畑で、収穫期を真冬にあわせて栽培する「雪中人参(ニンジン)」の収穫が始まった。豪雪地ならではの土地柄を生かし、雪から掘り出す冬の特産品として、雪中甘藍(かんらん・キャベツ)とともに栽培している。雪中人参は同組合が栽培を一手に引き受け、ことしは4eの畑で人参を育てた。厳しい寒さの中、真っ白な雪の下から、人参を一本一本手で掘り出す作業が続いている。
 雪の中で熟成された人参は糖度を増し、鮮やかな色合いをいっそう濃くするのが特徴。サラダなど生食に最適で、生食以外にも多様な食べ方が楽しめる。昨年までは「スノーキャロット」の名称で販売していたが、豪雪の小谷らしさを出そうと、昔ながらの「雪中人参」の名で名称を統一した。
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2013年1月11日(金)付