暮らし食卓からしのぶ 大町のしつらえ展 古民家3施設で
 大町市堀六日町の麻倉、上仲町のわちがい、八日町の塩の道ちょうじやで25日から、「大町のしつらえ展」が始まった。古民家を用いた3施設で、ゆかりのある食器や現代作家の作品で表現した食風景を通じ、そこから見える時々の暮らしをしのぶ。5月26日まで。
麻倉では、麻倉で活動する現代作家の作品を展示。和食やワイン、喫茶といったさまざまな食卓の形を食器やテーブルで提案している。わちがいでは、明治の食のしつらえとして、栗林家に残る食器を展示し、特別メニュー「しつらえ膳」を提供。塩の道ちょうじやでは、平林家の明治の食器で、昔のおもてなしや日常の食風景を再現。過去の暮らしをしのぶ。
麻倉は昨年、江戸末期から明治時代の食器を並べたしつらえ展を開催。地域では古くからの建物を活用した動きが盛んなことから、今回は会場を3施設に広げて実施した。
おおまぴょんで囲碁のまちPR 推進協がキーホルダー制作
 大町市で囲碁のまちづくりに取り組むアルプス囲碁村推進協議会は、市のキャラクター「おおまぴょん」をあしらったキーホルダーを制作した。5月18、19日に開くアルプス囲碁村まつりの参加記念品などとして活用。子どもたちが囲碁に興味を持つきっかけになればと願いを込める。
 キーホルダーはおおまぴょんが碁盤に向かうかわいらしい姿が、表裏で違った形で印刷されている。600個を制作。記念品のほか、地域で子どもに教える囲碁普及員9人を通じて配る。
 市では子ども囲碁教室やポン抜き大会など、市内の子どもに囲碁を広め、囲碁を通じた人づくりに取り組んでいる。人気のキャラクターを通じて、囲碁のまちの周知と大町のPRにつなげるねらい。
いただく命に感謝 調理師会大北支部 鳥獣魚供養祭と総会

 県調理師会大北支部(大北調理師会、北澤英明支部長)は24日、第52回定期総会と鳥獣魚供養祭・包丁塚供養祭を大町市木崎湖畔のだるまや本店で開いた。日々の業務の中でいただく命に感謝し、新年度の事業を決めた。
 25年度事業では5年目を迎える「しなの食大学」の開催や講習会などを盛り込み、新たな食材やIH(電磁調理器)などの理解に取り組むとした。
トンネル貯蔵庫に搬入 ひと夏寝かせ「ひやおろし」 白馬錦
 大町市九日町の白馬錦蔵元・薄井商店(薄井朋介社長)は25日、高瀬渓谷のトンネルにある「白馬錦アルプス湖洞貯蔵庫」で日本酒の搬入作業を行った。ひと夏寝かせ、秋季商品の「ひやおろし」となる。
同貯蔵庫の利用は、平成17年に始まり9回目。庫内は搬入日の温度が10度、夏でも13度程度。日本酒にとって理想的な低温と光の届かない環境のもと、約4か月間じっくり熟成させ、秋に酒質が向上する「秋上がり」の味わいを目指す。
白馬村神城 大型連休見ごろ 貞麟寺の「麻蒔糸桜」開花
 白馬村神城の貞麟寺で、村の天然記念物に指定されているシダレザクラが開花している。同寺の桜はエドギガンザクラを母種とする、シダレ系の高木。樹齢は推定400年で、貞麟寺開山のお手植え樹とも言われている。
 樹高約16b、目通り周囲5・3b、地上から4bの高さで3幹に分岐し、さらに北側で二分しながらみごとなシダレ樹形を成す。昔は満開のころが麻をまく時期の目安となり、地域住民が「麻蒔(おまき)糸桜」と呼び親しんできた。
 満開時に大木から美しいピンク色の花が四方に垂れ下がるさまは圧巻で、毎年多くの見物客が訪れる。現在は3分咲きから4分咲きといったところで、大型連休には見ごろを迎えそうだ。
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4月の一覧

2013年4月27日(土)付

適度な運動で骨強化 女性未来館ピュア 更年期前後のエクササイズ
 大町市平公民館・女性未来館ピュアは25日、NPO法人女性健康支援SANBAの会の行う、更年期前後の女性のためのプログラム、メノポーズケアを取り入れた女性のためのエクササイズの1回目を開いた。
 毎月1回、全6回の受講を通して、女性特有の症状を予防するのに効果的なエクササイズを習得する。定員を上回る40人ほどの登録者の中から22人の女性たちが参加し、骨盤周辺のこりやゆがみを改善するストレッチや、適度な運動で、骨を強化する有酸素運動などを、気持ちよさそうに行っていた。