稚魚放流 水辺に親しむ 渓流釣連盟 小谷中谷川で児童ら
 渓流魚釣りの愛好家団体「日本渓流釣連盟」は19日、小谷村中土地区の中谷川親水公園の、中谷川にヤマメの稚魚3000匹を放流した。釣り人のモラルとマナーの向上を基本理念に、自然環境保全・渓流美化運動の促進など、全国各地で幅広い活動に取り組む連盟の恒例行事。
 本年度は地元の子どもたちに放流を体験してもらい、ふるさとの川と水辺の自然に親しんでもらおうと、小谷村青少年育成会の行事とタイアップし、同川を管轄する姫川上流漁協の協力で行われた。
落語家が白馬案内 「日本温泉の旅」WEB企画で
 落語家の桂米多朗さんがこのほど、パナソニックが提供するWEBサイト「ナビcafe」内の企画「月刊湯けむり日本温泉の旅」の取材で白馬村を訪れた。同番組は落語家が案内人となり、全国各地の温泉地を「観る」「食べる」「泊まる」のテーマに沿って紹介。今回は八方温泉を切り口に、細野諏訪神社ほか周辺の見どころ、郷土食のおひょっくりなど、多角的な視点で取材が行われた。
 18日夜は八方文化会館を会場に「白馬八方温泉寄席」が開かれ、村内外から訪れた多数の聴衆が、米多朗さんの生の落語の楽しさを堪能した。
 米多朗さんは2つの演目を披露。古典落語の名作「ちりとてちん」では、八方で取材したおひょっくり、温泉うどん、温泉ラーメンのご当地食材を盛り込み、熱演した。地元民になじみが深い料理の数々を飲んだり食べたりするしぐさは真に迫り、聴衆を笑いの渦に引き込んだ。
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5月の一覧
快晴 各地で農作業 大町 北小5年生が田植え
 県内が高気圧に覆われた22日、大北地域も快晴に恵まれた「田植え日和」となり、各地で農作業する姿が見られた。大町北小5年生の3クラス72人は、平借馬の学校田の田植え作業を行った。
 子どもたちは横一線に並び、2枚約10eの水田に、もち米の苗を手作業で植えていった。泥の感触を「生チョコみたい」「はだしのほうがやりやすい」と味わい、保護者や農家の指導を受けながら作業を楽しんでいた。田んぼの水鏡が残雪の北アルプスや子どもたちの姿を映していた。
 植えた稲は草取りなどの作業を重ね、秋に稲刈りし収穫祭で味わう。ことしは収穫したもち米を直売所で販売する計画も進めている。
森林の大切さ理解 白馬 村有林で大北植樹祭
 県北安曇地方事務所と白馬村、大北森林組合、大北地域緑化推進協議会は22日、大北地区植樹祭を同村堀之内の村有林で開いた。大北管内9小学校の児童でつくる「みどりの少年団」ら約550人が、コナラなど約1300本の植樹に汗を流し、森林の大切さに理解を深めた。
 参加者は北アルプスを望む村有林1・18fで、行政や森林組合の関係者らの指導を受けながら作業にあたり、土砂災害に強い森林づくりを図るため、広く深く根を張る広葉樹を植えた。
 地元白馬から参加した南、北小学校の少年団は、黄緑色の制服に身を包み、村木のコブシやオオヤマザクラを植栽。土にまみれながら木々を植え、周辺の土を踏みしめながら、成長を願った。
懸命にボール追う 大町市児童センターサッカー教室
 大町市児童センター(若林きみ子所長)は18日、小学1〜3年生を対象としたサッカー教室を開いた。子どもたちは、白馬村のサッカーチーム、アラグランデFC(稲田良太郎代表)メンバーの指導で、ボールを使って体を動かしたり、シュートやドリブルの練習、模擬試合などでサッカーに親しんだ。
 さわやかな青空の下、施設内庭で同チームの八木淳彦さんと広瀬昭彦さんが、ボールを使ったり、楽しい動きを取り入れたウオーミングアップをスタート。軽やかな身のこなしやボールさばきに、子どもたちはすっかり魅了されていた。
職員 刺股で不審者対策 松川中で防犯訓練
 松川村の松川中学校(小幡泰俊校長、生徒294人)で20日、防犯訓練が行われた。大町警察署生活安全課の橋本和也課長が防犯対策の指導にあたった。
 訓練は不審者が校内へ侵入する想定で行われた。教員扮(ふん)する不審者が教室へ侵入。相手の動きを封じ込める刺股や棒を持った職員らが不審者を取り押さえた。生徒らは安全を確認した上で体育館へ全員避難した。
 橋本課長が、近隣地域で不審者による被害が頻発している現状を話し、1人で暗い道を歩かないことや注意散漫な状態で歩かないことなど注意を促した。

2013年5月23日(木)付