信州協働大賞で優秀賞 塩の道ちょうじや 歴史的建物保存し交流の場に
 大町市八日町の塩の道ちょうじやを運営する一般社団法人・縁家(黒川恵理子理事長)は、県民参加と協働の優れた事例を県が表彰する第1回「信州協働大賞」で優秀賞に選ばれた。市民有志が歴史的な建物を保存し、交流の場へと育てたことが評価された。
 同会は閉館し後世への継承が危ぶまれた歴史的建物である旧「塩の道博物館」を守ろうと、有志で一般社団法人を設立して再生し、地域発元気づくり支援金などを活用して昨年4月にリニューアルオープン。市民や観光客を対象にした食の講座や文化講座、企画展などの体験型プログラムを行ってきた。館内展示にとどまらず気軽に立ち寄れる施設へと生まれ変わり、入館者数も増加。住民や観光客が地域を知る機会や交流の場へと育ってきた。
地域福祉に役立てて 大町ろうきんが社協に寄付
 大町市の長野県労働金庫大町支店(上野浩司支店長)は18日、昨年秋に開いた「ろうきん親子アニメ祭り」のチケット代として入場料を大町市社会福祉協議会(奥村剛会長)に寄付した。
 同支店では毎年寄付を行っている。昨年9月末に同市文化会館で開いたイベントは、28回目を数える。本年度は、入場料を1人200円以上募り、654人の親子から合計約14万円が集まった。集まった入場料は大北地域5社会福祉協議会に分配し、寄付する。
恩師の清水さん成長喜ぶ 白馬高出身 渡部選手のビブ手に
 ソチ五輪スキーノルディック複合ノーマルヒルで、銀メダルを獲得した渡部暁斗選手。母校白馬高校では、かつての恩師・清水一郎さんが、渡部選手がバンクーバー五輪で身につけたビブを広げ、「ずっと机の中にしまっていた。地元の子が成長してくれたことがなによりうれしい」と話した。
 清水さんはスキー部顧問代表を務め、白馬ならではの地の利を生かした選手の育成環境整備に尽力。村スキークラブなどと協力して、優れた外部コーチの招致や競技施設利用料の減免など、地元の子どもをサポートする態勢を整えてきた。
渡部選手へ声援送る 複合個人ラージヒル6位入賞
 白馬村出身のスキーノルディック複合・渡部暁斗選手は19日、ソチ五輪男子個人ラージヒルで6位入賞。村役場の特設応援会場には、約160人がノーマルヒル銀に続く2個目のメダルを期待し、声援を送った。
 会場には女子モーグル・上村愛子選手の母・圭子さんも訪れ、「渡部選手のメダルはすばらしい事。愛子は持ち帰れなかったが、皆さんの応援に感謝していた。娘の同郷、同僚として応援したい」と話した。
 村スキークラブの目時慎一さんは「雨の悪条件のなか、安定したジャンプ。クロスも転倒から持ち直し、次につながるレースだった。残る1戦をがんばって」とエールを送った。
 暁斗選手と弟の善斗選手が出場する男子団体は日本時間の20日午後5時から行われる。
エコキャップ回収5万個 小谷小児童会が三井生命に贈る
 小谷村の小谷小学校児童会ボランティア委員会は18日、全校から集めたペットボトルのエコキャップ4万9800個を、三井生命保険長野支社に贈った。同校は世界の子どもたちにポリオワクチンを届ける同社の「エコキャップ回収運動」に賛同。年間を通して回収活動に取り組んでいる。
 本年度は校内に回収箱を設置し、各家庭や村内の企業やスキー場周辺の宿泊施設、観光関係者など、学校との接点が少ない地域の人々にも協力を求めながら活動を展開してきた。昨年の4万個を上回る4万9800個、ワクチンにして58本分のキャップを集めた。
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2月の一覧
福祉向上に役立てて 松川社協に車イス2台寄贈
 信越郵便局長協会は19日、地域福祉の向上に役立ててもらいたいと、松川村社会福祉協議会に車イス2台を寄贈した。
 同協会の寄贈は地域貢献など目的に、信越管内の福祉施設を中心に毎年実施している。村社会福祉協議会に寄贈した車イスはサイズが異なる介護用車イス。
 中信地区郵便局長会の井口司朗会長と松川郵便局の白木芳夫局長が村長室を訪れ「郵便局に対する日頃の協力に感謝の気持ちを込めます」と車イスを贈った。
 平林明人村長は「ありがたいこと。大切に使わせてもらいます」と感謝した。寄贈の2台は村社会福祉協議会デイサービスで使用される。

2014年2月20日(木)付