2014年12月20日(土)付

校歌銘板を寄贈 大町高校同窓会が製作
 大町高校同窓会(奥村剛会長)は18日、校歌の歌詞や由来を記した銘板を大町高校に寄贈した。銘板制作は、大町北高校との統合に伴う閉校記念事業として取り組んだもので、100年以上の歴史ある大町高校歌を、平成28年4月開校予定の統合新校の中にも残したいとの願いを込めた。
 大町高校歌は、旧制中学校時代の1911年、開校10周年の記念で制作。「早春賦」の作詞者でも知られる東京音楽学校(現東京芸術大学)教授の吉丸一昌氏が作詞した。
 銘板はステンレス製で縦40a、横90aで、書は、平成18年度卒業生で書道日本一に輝いた経験もある同市桜田町出身の峰村晴香さんが手がけた。由来の銘板もステンレス製で大町高校創立経過や作詞者である吉丸氏についても記述した。
避難生活から解放、安堵 野平地区住民1か月ぶり帰宅

 神城断層地震の被災地・白馬村で、法政大学白馬山荘に避難していた野平地区の住民が19日、上下水道の復旧に伴い集落に戻った。村の避難指示発令から約1か月ぶりの帰宅となり、避難生活から解放され安堵(あんど)の表情を浮かべていた。
 同地区は、集落へと続く道路が損壊し孤立する恐れがあるとして、村が11月23日に避難指示を発令。解除後も上下水道の復旧工事のため、12世帯23人が避難生活を送っていた。住宅設備が損壊した一部の住民を除き、多くが帰宅した。

 シェラリゾート白馬に避難していた堀之内・三日市場地区の28世帯65人と、白馬ロイヤルホテルの嶺方・三日市場地区の2世帯3人は19日、2次避難所の期間満了などに伴い移動。26世帯55人が村内宿泊施設など新たな避難所4か所に移った。
 シェラリゾートでは18日夜、被災者を元気づけて送り出そうと、フランス料理のコースを振る舞い、サンタクロースにふんした職員らが、子どもたちにプレゼントを贈った。被災者たちが、避難の受け入れに感謝を込めて「信濃の国」を合唱した。
ストレッチで健康体操 松川村包括支援センター 元気さきどり講座

 松川村包括支援センターは18日、来年1月に開講する「晴れれば教室」のお試し講座「元気さきどり講座」を板取会館で開いた。板取、神戸、西原地区の15人が参加し、心地よく身体を動かした。
 スポーツプログラマーの吉岡明江さんを講師に、健康体操を行った。声に出してグーチョキパーの動作をしたり、指折りとグーパーを左右で同時に行うなどの脳トレ体操、タオルを使ったストレッチ体操などを行った。
学習うかがえる作品 美麻小中学校210点展示

 大町市教育委員会が、同市仁科町のギャラリー・いーずらで開いている市内学校展は22日まで、美麻小中学校の児童・生徒による作品を展示中。
 5・6年生が米国メンドシーノへの交換留学の思い出や土地の生き物などを書きとめた新聞や、中学生の授業の取り組みとして兄弟や友だちなどを英語で紹介したポスターなど、学校での学習の様子がうかがえる作品を展示。大型の板に美術作品を模写したものや、アサガオのつるで作ったリースの工作など210点が並んだ。
歌や劇の発表楽しむ 大町幼稚園でクリスマス

 大町市東町の大町幼稚園(早川民次園長)は18日、クリスマス会を開いた。園横の大町教会礼拝堂と同園のおゆうぎ室をつなげ、クリスマスの礼拝と全園児による歌や劇などの発表を楽しむ「お祝いの会」を開催。かけつけた保護者や祖父母らとともにクリスマスの喜びを分かち合った。
 礼拝堂内は大きなもみの木のツリーとキャンドルの明かりで厳かな雰囲気が漂っていた。教諭らによる聖書の物語や子どもたちの賛美歌の歌声、園長からのクリスマスのお話で神聖なクリスマス会となった。
学習への決意を表明 白馬北小 スキー始めの会

 白馬村の白馬北小学校(石田周治校長、児童330人)は17日、同校体育館で「スキー始めの会」を開いた。児童がスキー学習への目標を明確にし、シーズンに臨む恒例行事。村ジュニアスキークラブアルペンの横川和彦さん、ジャンプの目時慎一さん、クロスカントリーの大塚敦司さんの3人のコーチを招き、それぞれの学習の説明と、学年代表による決意表明が行われた。
 児童は「スキーをすると力が出る。いっぱい滑りたい」「ジャンプはもっと高く、クロスは去年より速く滑りたい」「小学校生活最後の記録会で自分のベストを出したい。良い思い出を残したい」など、それぞれに目標をかかげて力強い決意を述べた。
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