2015年2月24日(火)付

震災に負けずに頑張ろう 小谷中土 地域住民スキー大会で交流

 神城断層地震から3か月目を迎えた22日、震災による大きな被害を受けた小谷村中土地区の住民が、白馬コルチナ国際スキー場で恒例の「中土地区スキー大会」を開いた。積雪で冬季の楽しみが少なくなるこの時期、地域住民の交流と体力づくりを目的に毎年実施しているイベント。
 震災で中止も検討されたが「こんな時だからこそ元気を出そう」という住民の思いで、予定通りに開催した。避難生活を送る被災者をはじめとする大勢の地域住民が集い、スキーやスノーボードを楽しみながら、震災に負けずに頑張ろうと、心を一つにした。
今後の活動へ気持ち新た 大町流鏑馬太鼓保存会 40年の節目

 大町市の伝統文化継承に取り組む、大町流鏑馬太鼓保存会(会長=牛越徹大町市長)は21日、大町流鏑馬太鼓創設40周年の記念式典を八日町の割烹稲穂で開いた。会員ら約30人が出席して40年の節目を祝い、今後の活動に向けて気持ちを新たにした。
 大町流鏑馬太鼓は、若一王子神社の流鏑馬神事の歴史に基づいて昭和49年7月に設立。翌年同保存会、昭和55年に子ども連「こだま会」が発足した。昭和51年のインスブルック冬季五輪や平成10年の長野冬季五輪での演奏、昨年の北アルプス奉納太鼓演奏など幅広く活動している。
60年の歩み振り返る 大町体協 記念式典や講演

 大町市体育協会創立60周年記念式典は22日、大北農協会館アプロードで開かれた。関係者ら約80人が出席し、発足以来市民の健康増進やスポーツ振興に取り組んできた協会のあゆみを振り返り、節目を祝った。
 式典で石原学体育協会長は「これからも競技力の向上や市民の健康づくりに向けた生涯スポーツの振興に努力を重ねたい。この節目に、あらためてスポーツの持つ素晴らしさや感動を市民のみなさんたちと共有し、人と人との絆や連帯を高め『健康で心豊かな活力あるまちづくり』を目指す」とさらなる飛躍を誓った。
女性視点で新たな力 池田観光協会初の集い

 池田町観光協会は19日、観光に携わる女性の集いを町公民館で開いた。会員施設の女性同士の結び付きを、観光振興の新たな力に生かそうと初めて企画した。町内で商売などする女性10人が参加し、女性の視点に立った観光のあり方について語り合った。
 初めて顔を合わせる人も多くいたが情報交換などきたんのない意見を交わした。
元気な小谷村発信
栂池高原雪の祭典&ウルトラ感謝祭


 小谷村の栂池高原スキー場で21と22の両日、「第44回栂池高原雪の祭典&ウルトラ感謝祭」が開かれた。同スキー場が「負けるな小谷・頑張れ白馬」をキャッチフレーズに、小谷と白馬に寄せられた国内外からの震災支援と、今シーズンの来場への感謝を込め、多彩なイベントを実施。国内外から訪れた多くのスキー客が堪能した。


 21日夜の部は、長野県観光PRキャラクター「アルクマ」と小谷村ゆるキャラ「たりたり」、栂池応援団「ガリガリ君」が来場し、県歌「信濃の国」の踊りを披露。会場も一体となり元気な小谷村を発信した。
 500人が参加したたいまつ滑走隊では、白銀のゲレンデに神秘的な光のシュプールが描かれ、来場者の感動を呼んだ。青少年育成会のスキー交流会で同村を訪れた高森町の子どもたちも滑走に参加し、祭りの盛り上げに一役買った。


 毎年恒例の特設ジャンプ台での火の輪くぐりは、ジャンプ台の両脇にたいまつを灯したコースで、スキーヤーやスノーボーダーが華麗なパフォーマンスを繰り広げた。フリースタイル競技の要素をふんだんに取り入れた演技に、会場は大いに沸いた。
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