2016年8月13日(土)付

バッティングセンターを開業 大町の「共同作業所がんばりやさん」

 大町市の障害者福祉サービス事業所「共同作業所がんばりやさん」は12日、バッティングセンターを社地区にオープンした。メンバーたちがさっそく利用客を出迎え、施設内に響く打球の音を聞きながら、野球を通じて地域との交流を図る拠点施設の出発を喜んだ。
 がんばりやさんは、昨年12月に廃業した施設を引き継ぎ、障害者の雇用や地域住民の交流の場として整備。球速60〜120`のピッチングマシーン6台をそろえた。メンバーがスタッフとして働き、施設内で食べ物など自主製品の販売も行う。
 利用料金は1ゲーム20球で大人200円、小中学生100円。10ゲームにつき1ゲームをプレゼントするポイントサービスも行う。営業時間は午前10時半〜午後7時半。火曜日と水曜日は定休日だがお盆中は休まず営業する。
子どもがイモ収穫手伝う 白馬村社協 夏休みボランティア

 白馬村社会福祉協議会は夏休み中の村内の子どもたちを対象にした「夏休みだボランティアチャレンジ」を実施している。高齢者や障害者らとのふれあいを通じ、地域福祉への理解を深めることが目的。初回は地域に出て、社会福祉法人しあわせクロスロード白馬の畑で、利用者が育てたジャガイモの収穫を手伝った。
 同法人は障害のある人もない人も地域でともに暮らす社会づくりをめざして発足。農業分野で就労機会の拡大をはかる活動のかたわら、農産物生産や食品加工製造販売などの事業も行い、利用者の安全で快適な生活提供をめざしている。ジャガイモは夏の主要作物として広く栽培。
夏休み親子カヌー体験 小谷村青少年育成会 大町で

 小谷村青少年育成会はこのほど、村内の小学生親子を対象に大町市の木崎湖で「夏休み親子カヌー体験」を開いた。夏休みは行事が集中することからしばらく休止していたが、山間部に住む子どもたちにマリンスポーツの楽しさを知ってもらい、水辺の環境について考えてもらおうと、多くの要望を受けて4年ぶりに開催。多数の親子が参加して、B&G海洋センターのインストラクターを講師に、湖上散策を楽しみながら、夏休みの楽しい思い出を作った。
トットちゃんの魅力紹介 ちひろ美術館 広場オープン記念展

 松川村の安曇野ちひろ美術館は9月27日まで、トットちゃん広場オープン記念展「みんな、いっしょだよ。」を開いている。トットちゃん広場のモチーフとなった黒柳徹子さん(同館館長)の子ども時代をつづった自伝的物語「窓ぎわのトットちゃん」の魅力の全貌を紹介する。
 物語には黒柳さんの希望で、子どもの幸せと平和を願い続けたいわさきちひろの遺作の中から、トットちゃんの世界観にマッチする絵が用いられている。ちひろの没後1981年に出版され、戦後最大のベストセラーとなった。舞台となったトモエ学園の校長先生は、「みんな、いっしょだよ。いっしょに、やるんだよ。」と、子どもの個性を尊重した教育を実践した。
 開館時間は午前9時〜午後5時(16日までは6時)。会期中無休。入館料大人800円、高校生以下無料。問い合わせは同館рO261-62-0772まで。
さすまたで侵入者対策 大町れんげ荘 相模原事件受け訓練

 生活困窮者や障害者を救護する大町市平野口のれんげ荘は12日、神奈川県相模原市の障害者施設殺傷事件を受け、侵入者撃退対策講習会を開いた。刃物を手にした不審者が施設内に侵入してきたことを想定した対応訓練を通じ、入所者の安全確保など防犯体制を確認した。
 職員約20人が参加した。大町署生活安全課の小林孝平さんを講師に、事件をきっかけに導入した防犯装備「さすまた」の適切な使用方法など学んだ。対応訓練は、刃物を持った不審者に対しさすまたなど使い追い込み身動きを封じるまでの一連を体験した。
高原にオーケストラ響く 白馬 東邦大付属中高 八方で野外コン

 白馬村に合宿に訪れていた東邦大学付属中学校・高等学校のオーケストラ部はこのほど、野外コンサートを白馬八方アルプス広場特設野外ステージで開いた。地元への感謝を込めてオーケストラの音色を響かせた。
 コンサートは中学生の「軽騎兵」、高校生の「オペラ座の怪人」から始まり、中高そろっての「スターウォーズ」や「1812年」、F・スッペ「序曲 軽騎兵」などの曲目を披露。全国でも指折りの実績と実力を持つ演奏に、観光客や近隣住民が聞きほれていた。
 同高校の泉光樹部長は「白馬に来ると、宿や外でのびのびと練習できます」と合宿地としての親しみを話し、「暑さを吹き飛ばすような演奏をしたい」と演奏に臨んだ。
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