2016年8月18日(木)付

接戦制し地元感涙 メダルかけ今夜準決勝

 リオ五輪バドミントン女子シングルスに出場している大町市常盤上一出身の奥原希望のぞみ選手(21)=仁科台中卒、日本ユニシス所属、世界ランキング6位=は17日、日本勢対決となった準々決勝で、山口茜選手=世ラ12位=に2―1で勝利。接戦を制し準決勝進出を決め、バド日本人勢初の4強となり、メダルに王手をかけた。白熱した逆転劇に、パブリックビューイング(PV)の会場となった市文化会館大ホールは興奮に包まれた。
 直前の試合が延び、30分ほど遅れて試合開始。序盤は山口選手に押され、1ゲーム目を先取される展開に。持ち前の粘り強さで2ゲーム目を取り返し、1対1で迎えた最終ゲームは、勢いをそのままに勝ち切った。
 終了後のインタビューに「茜ちゃんが強くて、私も出し切ろうという気持ちでした。(準決勝は)みなさんの応援の力を借りて、私らしいプレーをしたい」と答えていた。
地元白馬勢が大健闘 全国選抜小中学生MTBレース

 白馬村の白馬スノーハープクロスカントリー競技場でこのほど、全国ユース選抜マウンテンバイク(MTB)大会が開かれた。補助輪付きの自転車に乗る幼児から、次世代の選手をめざす16歳までのジュニアが、五輪の競技会場で熱い戦いを繰り広げた。
 国内で開催される小中学生のレースの中で唯一の、公益財団法人日本自転車競技連盟(JCF)公認大会。次世代の子どもたちがMTBに親しみ、成長し、世界に羽ばたく入口にと、昨年から開催。
 白馬村の上位入賞者は次の通り。
 ▽4年生男子A山田愛太(白馬北)、▽4年生女子@原あさひ(白馬南小)、▽4年生女子B吉川陽菜(同)、▽3年生女子@原つばさ(同)、▽3年生女子Bクーンバー エリー(白馬北小)、▽1年生女子B吉川和花、▽白馬南小)、▽キッズA女子A原みらい(しろうま保育園)、B堀翠月(同)
夜空彩る3000発 20回の節目池田松川花火大会

 池田町と松川村の夏の風物詩「第20回高瀬川納涼大花火大会」(池田、松川両町村ふるさと祭り実行委員会主催)は13日、高瀬川大橋南側河川敷で開かれ、約3000発の花火が真夏の夜空を彩った。
 ことしは両町村による共催が始まって20回の節目を記念し、箕輪町の「みのわ手筒会」による噴き上げ式の手筒花火が初めて登場した。観覧席は家族連れなど多くの来場者でにぎわい、55発の尺玉やスターマインなど光の大輪が夜空に咲くたびに大きな歓声が響いた。
震災復興に役立てて 松川村体協が熊本へ募金おくる

 熊本地震復興に役立ててもらおうと、松川村体育協会(齋藤力夫会長)はこのほど、会員団体から募った募金を県共同募金会松川支会におくった。
 会では、過去には福島県への寄付も行っている経過があったことや、神城断層地震により、身近な場所が被災地になったことなどから募金活動を提案。現在登録している20団体、950人に6月いっぱいまで募金を呼びかけ、25万8000円が集まった。
速く走るコツ学ぶ 大町 児童センター特別講座

 大町市児童センターは10日、夏休みお楽しみ特別講座として走り方教室を西公園グラウンドで開いた。市内の小学生約20人が参加し、秋の運動会シーズンを見据え、少しでも早く走れるコツを学んだ。
 夏空の下、グラウンドを元気よく駆け抜ける子どもたちの姿が広がった。中学時代にリレーで全国出場経験がある市スポーツ推進委員の菅沢豊さん(40)=常盤清水=が講師を務め、仁科台中学校陸上部員4人がサポートした。
簡単お手軽育苗法 大町市平公民館卵パックで種まき講座

 大町市平公民館・女性未来館ピュアはこのほど、環境問題一日講座として「『卵パック』を使って種まきしましょう」を開いた。環境に優しく、野菜や花づくりを簡単に楽しんでほしいと初開催。
 地球環境学習インストラクターの坂井千恵子さんを講師に開講。参加者たちは、ヒャクニチソウやシュンギク、サニーレタスなどの種を持参し、プラスチック製卵パックの空き容器を使った育苗法を学んだ。ピートモスを主に天然鉱物や堆肥、有用有機微生物群(EM)を混ぜ込んだ専用の発芽用土を用いた。
 「卵パックを利用することで小さな温室のようになり、発芽率はほぼ100l」といい、卵の入っていたくぼみひとつにつき1粒ずつの種をまくよう指導した。パックは窓辺などの日が当たる場所で管理。水は毎日霧吹きで施し、3〜4日後には発芽するという。
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