2017年3月9日(木)付

歴史ある古民家守れ 小谷 地元有志が雪下ろしボラ

 住民がいなくなり、保全が危ぶまれる歴史のある古民家を守り継ごうと、小谷村中土埋橋地区の古民家でこのほど、地元の有志が雪下ろし作業を行った。3b余りにも及ぶ深い雪の除雪作業に汗を流した。
 古民家は中土地区と北小谷深原までを結ぶ古道塩の道沿いのほぼ中間にあり、昔は交易の場としてにぎわっていた。時代の流れとともに住む人がなくなり、集落は消滅したが、毎年春、塩の道を歩くイベントを実施し古道の保全をしている。日本の原風景が残る道とともに、古民家を地域の財産として守り継ごうと、毎年ボランティアを募り、除雪作業を行っている。
身近な資材で災害対応 大町 住民参加の消防訓練

 北アルプス広域大町消防署と大町市消防団は5日、春の全国火災予防運動に合わせた住民参加型消防訓練を平公民館一帯で開いた。住民や消防団員、署員約140人が参加し、身近な資材を使った救出訓練など、地域ぐるみで災害に対応する知識や技術に理解を深めた。
芸術文化の成果を披露 大町で14団体合同発表会

 大町市芸術文化協会は5日、加盟団体による合同活動発表会「はばたきの集い」をサン・アルプス大町で開いた。日本舞踊や詩吟、合唱、美術など14団体が参加し、ステージ発表や作品展示で日頃の活動の成果を披露した。
 発表会は単独での公演が難しい小さな団体に活動紹介の場を確保し、芸術文化の振興を図ろうと続けられてきた行事。各団体の会員のやりがいや相互の交流にもつながっている。
「だるま市」にぎやかに 豊科の玄蕃稲荷神社 安曇野に春告げる初午祭

 太く黒くフサフサのまゆ、ほおには丸い黒ひげ。独特の表情で親しまれる松本だるまを求め、にぎやかに集まる参拝客。安曇野市豊科細萱の玄蕃稲荷神社で4、5日、初午祭が開かれた。
 境内に並ぶ大小の松本だるまは玄蕃型と呼ばれ、祭りは安曇野に春の訪れを告げる「だるま市」として知られる。手作りの技を受け継ぎ、太いまゆは養蚕の守り神として、かつて「くずまゆ」が使われた伝統を継承、ほおの丸い黒ひげは家内円満を表している。
白馬で日本雪合戦選手権 雪上の頂点目指し熱戦

 白馬村の白馬ジャンプ競技場で4日と5日、第4回「日本雪合戦選手権大会」が行われた。全国から予選を勝ち抜いた一般31チーム、レディース12チームの精鋭が集結。冬の遊びの雪合戦をスポーツ種目に昇華した競技で、頂上目指し熱い戦いを繰り広げた。
日本一美しいまち目指し 甕町長スローガンを庁舎に掲示 池田

 池田町は8日、甕聖章町長が掲げるまちづくり構想のスローガン「池田町創生日本一美しいまちを目指します」を記した懸垂幕を庁舎正面壁に掲示した。実現に向け、町民と職員の一体感の醸成につなげる狙いだ。
 懸垂幕掲示後のセレモニーで甕町長は「懸垂幕を通じて、池田の進むべき方向性が町民に浸透すれば。『美しい』をキーワードに今後も事業を展開していく」と改めて決意を語った。
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