2017年9月23日(土)付

仏崎観音寺の夫婦松衰弱 大町市指定天然記念物総代会復活願い手入れ

 夫婦松(めおとまつ)の愛称で親しまれる大町市指定天然記念物の「仏崎観音寺のアカマツ」(常盤泉)の衰弱が進んでいる。ことしに入り枯れ(変色)が目立つようになり、松くい虫被害が疑われたが、樹木医による診断の結果、土壌の変化が影響したという。夫婦松を管理する仏崎観音寺信徒総代会は「昔から大切にしてきた珍しい夫婦松。枯れさせるわけにはいかない」と復活を願い手を入れている。
 夫婦松は、樹齢250年、高さ約20bの巨大な老木。2本の独立した幹が、肥大生長により融合した「和合木(わごうぼく)」と考えられることから愛称が付いた。
小学生砂防工事見学 安全守る砂防知って 姫川砂防事務所が小学生に防災教育

 県姫川砂防事務所と国土交通省松本砂防事務所は22日、白馬村の白馬北小学校の5年生児童2クラス47人の防災教育を村内の砂防施設で行った。地域の子どもたちに砂防事業の現場を見てもらい、災害から暮らしを守る施設や工事の大切さを伝えた。
 同村堀之内の海道沢では、建設工事が進む堀之内1号えん堤を見学した。事務所職員や施行している金森建設社員が、「SABOは世界共通語」として土砂災害の被害と対策を説明。児童は、すぐ下の住宅近くを流れる川を安全にする砂防えん堤の役割を学んだ。
ことしもきのこシーズン到来

 きのこの里で知られる小谷村に、本格的なきのこシーズンが到来した。ことしは夏から雨の日が多いため、きのこにとっては条件の良い生育環境が整っているという。おたり名産館には栽培農家が出荷した原木マイタケとなめこが連日ずらりと並び、人気を集めている。
最優秀賞に浅原夕楓さん 池田商品券小学生のデザイン採

 池田町商工会は21日、プレミアム商品券デザインコンテストの表彰式を池田小学校と会染小学校で開いた。両校の6年生74人から応募があり、池田小6年の浅原夕楓ゆうかさん(12)が最優秀賞に輝いた。商品券は30日と10月1日、町福祉会館と町多目的研修センターで一般販売される。
 町商工会は本年度、町民に親しまれる商品券を作ろうと、初めて「池田町のふるさと自慢」をテーマに地元小学生からデザインを募った。商工会役員や町長、両校の校長ら11人がデザイン性などを審査し、入賞作品3点を選んだ。
自然に囲まれ描いた80点 松川企画展「ちひろと旅する信州」

 松川村の安曇野ちひろ美術館で、開館20周年記念の企画展W「ちひろと旅する信州」が開かれている。画家・いわさきちひろ(1918〜74年)の作品を通して、ちひろが愛した心のふるさと・信州との関わりを紹介する。今期最後の企画展として、11月7日まで開催。
 両親の実家があった松本市や両親が入植した松川村、家族と訪れた白馬村や小谷村、新婚旅行で訪れた白骨温泉、第2のアトリエを設けた黒姫高原などで、豊かな自然に囲まれて描いたスケッチや絵本、アルバムなど約80点を、ちひろの足跡とともに紹介する。
 開館は午前9時〜午後5時。休館日は9月27日。入館料800円(高校生以下無料)。問い合わせは同館電話0261-62-0772まで。
歩行者反射材で事故防止 安協大町支部バイパスで配布

 大町地区交通安全協会大町支部は21日、「秋の全国交通安全運動」に合わせて、日没後反射材着用推進活動を実施した。会員約20人が参加。歩行者の事故が相次ぐ市街地の大町バイパス周辺で反射材を配布し、夜間の交通事故防止を呼び掛けた。
 国道147・148号の大町バイパスでは、昨年とことしと続いて道路横断中の高齢者が死亡する事故が発生。こうした痛ましい事故を受けて、同支部は今回初めて反射材配布活動に取り組んだ。
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