2017年10月5日(木)付

大正の歴史刻む宿再開 大町 松葉屋旅館素泊まり専用で

 大町市下仲町の松葉屋旅館が9年ぶりに営業を再開した。創業大正8年の歴史ある建物は近年閉館状態だったが、前オーナーの親戚である中村直人さんの手で素泊まり専用のゲストハウス「山とアートの宿」としてよみがえった。7日から地元美術家によるオープン記念企画展を開く。
測量機器で校章描く 建設業協会と大町建設事務所 白馬高生対象に土木研修

 県建設業協会大北支部と県大町建設事務所は3日と4日、白馬村の白馬高校1年生を対象とした現場研修会を開いた。地元の工事現場の見学や重機の操作体験などを通じ、生徒10人が地域を支える土木建築の現場に触れた。
 ことしは新たに、建設工事の基礎となる測量体験を導入。現場で用いられている角度を測るトランシットやレーザー距離計、ハンディGPSといった機器を使って、地面に巨大な校章を描いたり、隠された宝を探したりと、ゲーム感覚で機器に触れた。最後は描いた校章の上で、ドローンによる空からの記念撮影をした。
棚田で昔ながらの収穫 小谷 オーナー「ことしも豊作」

 オーナー制度による棚田の米作りを取り入れている小谷村でこのほど、オーナーによる稲刈りが行われた。春の田植え作業からすくすく育ち、たわわに実った稲が、昔ながらの手作業で一株ずつ丁寧に刈り取られた。
 このうち中土の「中谷郷が元気になる会」では、オーナーや地域住民50人余りが協力して収穫作業に汗を流した。大半は何年も小谷に通うリピーター。雨が続いたこともあり、田んぼにはぬかるみも多くあったが、足元に注意しながら手際よく刈り取って束にしていった。
いつでも親しみある施設に 松川社協 恒例ゆうあい祭り表彰も

 松川村社会福祉協議会は1日、「第17回松川村ゆうあい祭り」を村福祉プラザゆうあい館などで開いた。村内外から住民が訪れ、福祉団体による工夫の凝らされた出店や歌のステージなどを楽しみ、施設に親しんだ。
 会場では、ゆうあい館利用者による作品展示やふれあいバザーなどがあり、訪れた人たちは会場内を楽しそうに巡っていた。地震体験車の乗車や松川中学校合唱部などによる歌のステージ、琉球國祭り太鼓長野支部によるエイサーの演舞などもあった。
中秋の名月に伝統学ぶ 池田町創造館 餅つきやお供え飾り作り

 池田町創造館は1日、4日の中秋の名月(十五夜)にちなんだ「お月見会」を同館で開いた。約40人が参加し、ほのかな月明かりの下、収穫に感謝する餅つきやお供え飾り作りなどを通して、伝統行事や月に親しんだ。
大町エネ博「発明クラブ」が制作 秋空を舞う模型飛行機

 大町市の大町エネルギー博物館を拠点に活動する「大町少年少女発明クラブ」は1日、「模型飛行機大会」を大町第一中学校グラウンドで開いた。小中学生19人の部員が時間と熱意をかけて制作したライトプレーンが、秋晴れの大空を舞った。
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