2017年10月14日(土)付

故郷大町とリンゴに光=@小林希典さん中村農園で来月「収穫祭」

 地域活性化につながるイベント企画などを手掛ける合同会社「ZURAZURA(ズラズーラ)」代表の小林希典きすけさん(38)は11月11日、故郷大町市に戻って初めてのイベントとなる「収穫祭」を大原町の中村農園で開く。リンゴ農園を電飾と音で演出する取り組みで、IT企業で培った技術と経験を生かして地元産リンゴをPRするとともに、地域情報を発信し県内外の消費者を開拓する。
 開催は午後6時半〜7時半。入場無料。申し込み不要。防寒対策が必要。雨天中止。会場の中村農園は大原神社近く。問い合わせはズラズーラTEL050・5215・8545、Eメールinfo@zurazura.jpまで。
本物さながら万一に備え 白馬コンビニで強盗対応訓練

 秋の全国地域安全運動(11〜20日)に合わせ、大北防犯協会連合会と大町署は11日、コンビニエンスストアの強盗対応訓練を白馬村のセブンイレブン白馬岩岳店で実施した。本物さながらの緊迫した訓練を通じ、万が一の対応を確かめた。
 訓練では強盗に扮した警察官がカウンターに現れ、レジで応じていた女性店員に模擬ナイフを突きつけて「金を出せ」と脅した。レジの紙幣を奪い、登場から1分もかからず逃走。別の店員が追いかけ、カラーボールを投げつけた。
いいところ見つけ助け合い 小谷村保育園で人権啓発活動

 小谷村、大町人権擁護委員協議会、長野地方法務局大町支局は12日、小谷村保育園で人権啓発活動を開いた。小谷・白馬の協議会メンバーと村関係者らが来園。昔話の紙芝居の読み聞かせや啓発DVDの上映、人権イメージキャラクターの「人KENまもるくん・あゆみちゃん」との交流が行われ、園児たちに人と仲良くすることの大切さを呼び掛けた。
 DVDや昔話の読み聞かせでは、小さな子どもにも理解しやすい題材を選び、障害があっても友だちのいいところを見つけ、ともに助け合いながら生きる素晴らしさを伝えた。園児は物語を追いながら登場人物の気持ちになって考え、他人を思いやる人権について自然に理解を深めていた。
木の枝に「とっくり」!? 池田矢口さん方でハチの巣

 池田町会染林中の矢口勲さん方で、まるで「とっくり」のようなハチの巣が見つかり、家族を驚かせている。妻の俊子さんは「初めて見た。きれいな模様で、虫が作ったとは思えない」と顔をほころばせた。
 ハチの巣は「口」が直径1・5a、「首」と「胴」がそれぞれ約6aで、「底」を上にして枝にくっついている。勲さんが7月上旬、庭のツツジにぶら下がっているのを発見。ハチの攻撃を警戒して放置していたが、空なのを確認して枝ごと回収した。
子どもの薬物乱用防止に貢献 松川の指導員横山茂さん表彰

 県薬物乱用対策推進協議会長(=県健康福祉部長)表彰を受賞した、県薬物乱用防止指導員・横山茂さん(53)=松川村三軒家=への賞状伝達式が13日、大町市の県大町合同庁舎で開かれた。池田工業高校の学校薬剤師も務め、高校に出向いての講演会など薬物乱用防止の功績が認められた。
詐欺をダムでせき止め! 扇沢駅名物販売員が5分間署長

 「詐欺をせき止めよう」と、黒部ダムカレーのイラストを描いたコースターによる特殊詐欺被害防止広報啓発活動が13日、大町市の関電トンネルトロリーバス扇沢駅で行われた。駅の名物販売員である中里之宏さん(44)が「5分間警察署長」に抜てきされて啓発。観光客に軽快な口調で警戒を呼び掛けながら、コースターを配布した。
 啓発活動は、関電アメニックスと大町警察署が実施。10年にわたって扇沢駅で販売員を務める中里さんは、鋭くもユーモアたっぷりの語り口が好評で、メディアにもよく取り上げられる。警察の制服を身に着け「5分間署長」に変身すると、コースターを黒部ダムカレー推進協議会の柏原清会長(53)や観光客らに手渡し、「自分には関係ないと思う人は多いが、関心が広まってだまされる人が減ってくれれば」と話した。
トップページ 10月の一覧 ●当サイトに掲載の記事・画像の無断転載を禁じます。すべての著作権は大糸タイムス社に帰属します。
Copyright(C) 2007-2017 OHITO TIMES Co., Ltd. All Rights Reserved.