2017年10月18日(水)付

地元米粉で麺3種開発 JA大北新たな特産化目指す

 県内でも有数の米作地域として米の消費拡大を図ろうと、JA大北は米粉を100l使用した麺3種類を開発した。近年増加する、小麦粉に含まれる「グルテン」アレルギーに対応できるなど同JAで初の米粉加工品として特産品化につなげる。20日と21日に大町市の農産物直売所ええっこの里の収穫感謝祭や、Aコープ白馬店(ハピア)で行われる北部感謝祭で試食、販売し、11月から本格的に販売する。
 麺は生麺の真空パック入りで、消費期限は半年。うどん、パスタは1食180円、ラーメンはスープ付きで230円(税込み)。各128c。農産物直売所ええっこの里や松川アルプス一番直売所、ハピアなど6店舗で販売予定。
うっすら白く染まる稜線 白馬連峰 初冠雪昨年より4日遅れ

 北アルプス白馬連峰で17日、ことしの初冠雪が観測された。唐松岳や白馬三山の稜線りょうせんは、午前中には雲に隠れていたが、雲間からうっすらと白く雪模様がちらり。ふもとの白馬村から見ることができた。
来馬の化石意義知って 小谷中生代植物研究会が図鑑寄贈

 小谷村で17日、古植物の研究者でつくる中生代植物研究会(会長=寺田和雄福井県立恐竜博物館主任研究員)が発刊した「日本産ジュラ紀の植物化石図鑑―来馬くるま型植物群―」5冊が寄贈された。日本有数の前期ジュラ紀の植物化石産地とされる同村北小谷の来馬地区から発掘される植物化石の意義を、次の世代の子どもたちに伝えたいという願いが込められた。
廃線たどり思いはせる 初の「池田鉄道跡巡り」

 池田町の廃線をたどる初めてのウオーキングイベント「池田鉄道跡巡り」(北アルプス展望ウオーク実行委員会主催)が14日、開かれた。町内外から約60人が参加し、かつて町内を走った鉄道跡をめぐりながら、地域の歴史に理解を深めた。
 コースは安曇野市のJR大糸線安曇追分駅を出発し、池田町五丁目の北池田駅跡までを歩く全長約8`。町ガイドマスター会の会員たちが当時の車両や町なかの様子などを写真で紹介しながら、案内した。
事業所で仕事に触れる 大町岳陽高1年生が就業体験

 大町市の大町岳陽高校普通科1年生は17日、進路の選択に役立てようと市内を中心とした事業所で就業体験を行った。自身が選んだ事業所での仕事体験を通じ、将来進むべき道について考えた。
 大糸タイムス社には、降旗優君(16)と石崎楓さん(16)の2人が訪れ、地域の今を伝える新聞づくりを学んだ。本紙記者に同行し実際に取材を体験。情報を引き出すことに苦戦しながらも黙々とペンをとっていた。告知記事の作成にも挑戦し、読者に有益な情報を意識しながら真剣な表情でパソコンに向かっていた。
イモ掘りに園児歓声 どんぐり保育園仁科の里造り畑で

 大町市社のNPO法人 仁科の里造り(清水憲一郎理事長)が管理する閏田のほ場でこのほど、山下のどんぐり保育園(中條きよみ園長)園児32人がイモ掘りを行った。秋晴れの空の下、収穫体験をにぎやかに楽しんだ。
 NPOは地区内道路沿いの環境美化を目的に平成21年に立ち上がった。荒廃農地を開墾し野菜の栽培を行い、地域の子どもたちの食育の場としても役立てる。サツマイモは5月に金時など360本を苗付けした。
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