2017年11月25日(土)付

雪の中 温泉でお菜洗い お葉漬け隊 食文化継承へ

 大町市の「信濃大町お葉漬け隊」は24日から3日間、大町温泉郷森林劇場脇の広場で「野沢菜漬込みお菜洗い」を行っている。平成21年から続くイベントで、ことしは約80人が予約している。初日は雪空の下で30人ほどが、郷土の食文化に触れながら交流を楽しんでいた。
 野沢菜は温泉の湯で洗うことであくが取れて甘くなるという。参加者は温泉に浸かった野沢菜を念入りに洗い、水気を切って漬け込んだ。中にはかじかむ手で包丁を握り、切り漬けに挑戦する人の姿も見られた。
生演奏でクラシック体験 白馬コンサート前に小学校公演

 バイオリンの吉田恭子さん、チェロの渡部玄一さん、ピアノの白石光隆さんの3人のプロ奏者による「ふれあいトリオ」の学校公演プログラムが24日、白馬村の白馬北小学校と白馬南小学校で開かれた。小学生たちが生のクラシックの演奏と音楽の魅力に触れた。
 白馬北小では5年生約50人が、エルガー「愛のあいさつ」やメンデルスゾーン「ピアノ三重奏」などを3人の演奏で聴いた。児童も、体を叩いてリズムをとるボディパーカッションや、バイオリンの演奏を体験。バイオリンは初めてという大口和城君は「思った通りの音は出なかったけれど、楽しかった。少し音楽に興味がわきました」と話していた。
奥深いフェルトの髪飾り 小谷村図書館で工作教室

 小谷村図書館どんぐりでこのほど、人気の工作教室「どんぐりの森」が行われた。今回はフェルトを使って実用的でかわいらしい髪ゴムを製作。多数の親子連れが参加して、ものづくりの楽しさにふれた。

 フェルトを細長く切ったものを二つ折りにしてのりづけし、切り込みを入れてまいて花飾りを作り、髪ゴムに取り付けるヘアアクセサリー。切り込みの太さによって仕上がりの花のデザインが変わり、簡単ながらも奥の深さに驚きながら作業を進めた。自分のものの他、家族や友人のものも作り上げ「いいプレゼントになる」と喜ぶ感想が多く聞かれた。
9人制バレートップ選手招く 池田総合体育館リニューアル記念エキシビ試合と教室

 池田町体育協会はこのほど、全日本9人制バレーボールエキシビションマッチとバレーボール教室を町総合体育館で開いた。体育館リニューアル記念行事で、全日本9人制バレーボール女子トップリーグから2チームを招致。小学生60人を含む約100人が参加して、トップで活躍する選手らに指導を受けた。
 招待チームは埼玉県のパイオニアレッドソニックスと、岐阜県のイビデンレグルス。会場に訪れた小学生とママさんバレーボールクラブのメンバーらに、体の動かし方やボールの打ち返し方などを丁寧に指導した。教室の後はエキシビションマッチが行われ、白熱した試合が行われた。
響岳太鼓 感謝のばち納め 松川で12月17日 整理券配布は3日から

 松川村の信濃国松川響岳太鼓は12月17日、ばち納め演奏会「心の響2017」を村すずの音ホールで開く。小学3年生から60代まで打ち手約40人が総出演し、地域への感謝を込めて迫力の演奏を繰り広げる。
 演奏会は午前10時、午後1時半、5時からの3回公演。代表曲の「Japan」「迅雷の響き」など十数曲を盛り込む。子供会は全国大会で演奏する響岳太鼓オリジナルの「化心」などを披露する。

 入場無料だが、整理券が必要。すずの音ホールで12月3日午前9時から、受け付ける。申し込み1回につき5枚まで。各回定員250人。
1年の生活の集大成披露 八坂山村留学生が収穫祭

 大町市八坂・美麻の山村留学生を受け入れている育てる会八坂美麻学園はこのほど、収穫祭を八坂の山村留学センターで開いた。山留生たちは研究発表や民話劇の公演、バザーなどを通じ、ことし1年の生活の集大成を地域の住民や保護者に披露した。
 山留生全員で演じた民話劇は、美麻地区に伝わる「青具の天狗様」を題材に、学園生活で取り組んできた太鼓演奏や舞、木やりなどの伝統芸能を組み入れて脚色。収穫の感謝を忘れていた村人たちが災害に遭ったことを契機に支え合い、自然の恵みに感謝する気持ちを取り戻す物語を伝統芸能を組み込んで熱演した。
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