2017年12月20日(水)付

国際芸術祭次回開催を表明 大町市長トリエンナーレで2020年に

 大町市の牛越徹市長は19日、北アルプス国際芸術祭の次回開催を表明した。同日の市議会12月定例会閉会あいさつで、芸術祭実行委員会の評価分析結果や第三者機関の経済効果分析結果、市民らの反応を例に「芸術祭開催に伴う効果は決して小さなものではなかった。持続可能な地域社会形成の手段の一つとして、継続的な開催を目指すことが大町の将来にとって不可欠と判断した」と話した。次回開催年を2020年とし、3年に1度のトリエンナーレ方式をとるとした。
 牛越市長は、国内外への情報発信や観光誘客による交流人口増加、協働のまちづくりの原動力につなげる、地域経済の消費拡大においてさまざまな角度から評価分析した中で、「(芸術祭について)多くの肯定的な意見をいただいた」と説明した。
白馬中2年生 しろうま保で実習 園児と交流 保育にふれる

 白馬村の白馬中学校の2年生がこのほど、家庭科の授業の一環としてしろうま保育園を訪れ、保育実習を体験した。異年齢の小さな子どもたちとのふれあいを通じ、弱者への思いやりや優しさを学ぶ機会として毎年実施。遊びやゲームをいっしょに楽しみながら、保育の一端にふれた。
 少子化・核家族化が進むなか、中学生家族に幼児がいる生徒はほとんどなく、ふれあう機会もまれといい、園児のパワーに押され気味。最初は戸惑いがちだったものの、園児の無邪気な笑顔に緊張もほぐれ、手をつないだり笑顔で話しかけて交流を深めていった。
キハダの廃材で掛け時計 小谷 生産組合が製作 魅力発信へ

 小谷村キハダ生産組合(小林純男組合長)はこのほど、キハダの幹材を利活用した掛け時計を製作した。「地場材のあたたかみを感じてもらうことで、キハダの魅力発信につなげたい」と販売に向けて意欲を見せている。
 生産組合はキハダ木材の有効利用を目的に、樹皮以外の、これまで廃棄されていた幹材の有効活用を推進する「kihada黄金の樹プロジェクト」活動を展開。高付加価値型の循環ビジネス創出の促進をめざす取り組みとして、これまでにも家具工芸作家に依頼してキハダ材を使ったコースターやペン立てなど実用品を製作し、道の駅などで販売している。
 問い合わせは事務局090・7215・8296まで。
伝統のしめ縄づくり伝授 池田 コミュカフェ「実家の茶の間」で

 池田町一丁目のコミュニティカフェ「実家の茶の間」でこのほど、しめ縄づくりが開かれた。昨年に引き続き、窪田留榮さん(80)=同町二丁目=が講師を務め、伝統的なしめ縄づくりを伝授した。
 おやすとごぼう、紙し垂の3種類を作った。慣れた手つきでわらのない方や編み方を手ほどきし、「わらの背筋を伸ばしながら」「やればやるほど上手くなる」などとアドバイスした。
 町内外から8人が参加し、お互いに教え合いながら和気あいあいと作業に没頭。「手作り感があっていい」「自分で作ったものが飾れてうれしい」と楽しんでいた。
住民手作りのクリスマス 松川 料理や地元バンド演奏

 松川村のすずの音ホールでこのほど、初めての「すずの音クリスマスパーティー」が開かれた。約100人が来場し、住民ボランティア手作りの料理や地元ビッグバンドの演奏など、松川ならではのクリスマスを楽しんだ。
 イベントは住民有志でつくる「すずの音応援団」のホールクラブとキッチンクラブ、村公民館が主催。施設運営を応援するボランティアが料理や装飾、照明など運営に携わり、温かみあふれるパーティーをつくり上げた。
市役所ロビーにポインセチアツリー 22日に無料配布

 大町市役所ロビーに、クリスマスフラワーとも呼ばれる「ポインセチア」を使ったツリーが登場した。全国都市緑化信州フェア「信州花フェスタ2019〜北アルプスの贈りもの〜」の500日前イベントとして実施。真紅の花が庁舎を彩り、クリスマスの雰囲気も盛り上げている。花苗は、22日午後3時から、市キャラクター・おおまぴょんも登場し、市役所正面玄関付近で無料配布する。
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