2017年12月29日(金)付

ふるさと納税大幅減収危惧 大町「モンベル」終了新たな品を

 大町市の「ふるさと寄附」(ふるさと納税)の大幅な減収が危惧されている。寄付額に応じて得たポイントでアウトドア用品大手「モンベル」の商品購入に充てることができる返礼品を、12月末で終了するからだ。4月から11月末までのふるさと納税寄付額は約2億6600円で、大半はモンベルポイントを返礼品に選択した寄付だった。財源確保の観点から、注目を集める新たな返礼品の掘り起こしなどが市に求められている。
 市のふるさと納税の状況は、27年度約9374万8000円(9746件)、28年度約5553万4000円(1309件)。寄付額の5割を返礼に充てる形をとってきた。市は平成27年12月にモンベルポイントを返礼品に加え、29年度の寄付金総額を押し上げた。
大北の官公庁仕事納め 大町芸術祭力合わせた1年

 大北地域の市役所や町村役場などの官公庁は28日、仕事納めの式をそれぞれ開き、平成29年の業務を閉めた。大町市では市役所に本庁や支所、病院などから各職員約200人が集まり、国際芸術祭の開催など力を合わせて取り組んだ1年の業務を振り返った。
 牛越徹市長は、市民を挙げて成功を収めた北アルプス国際芸術祭など、協働で成し遂げた市政の出来事を振り返り、「源泉は人の力。大勢の職員に深く感謝申し上げる。協力し合って一つのことを成し遂げる、市民にも橋渡しとして笑顔で接する、そのことを市役所の組織の文化としたい」と呼び掛けた。
 各町村でも、首長たちが年の最後に1年を振り返り、職員をねぎらった。
村男V世キレッキレの滑り 県の動画で神スキー

 県のスキー場総合ポータルサイト「NAGANO SNOWLOVE.NET」で、県内のご当地キャラクターによるスキー動画「かわいい神滑り」が公開された。白馬村のヴィクトワール・シュヴァルブラン・村男V世も登場し、大きな頭と短い手足に似合わないキレッキレ≠フ滑りを見せている。
 動画は、県の「スノーリゾート信州」プロモーション委員会がスキーの楽しさや魅力を発信しようと公開したもので、アルクマ(県PRキャラクター)やナスキー(野沢温泉)、かぶ太くん(佐久パラダ)など8体が登場。それぞれに自由にシュプールを描いたり、隊列を組んだりと華麗な滑りを見せる。ロケ地は軽井沢プリンスホテルスキー場だ。
 活躍の様子について村男V世にコメントを求めたが、とぼけた顔で「特にありません」とぼそり。「スキーは楽しい。みんなもやりましょう」とフォローも忘れない。
生育順調雪中キャベツ 小谷3年ぶり年内の出荷解禁

 小谷村の信州おたり雪中キャベツ生産組合(小池利治組合長)が栽培する冬の特産品・雪中キャベツの出荷が始まっている。ことしは順調な降雪に恵まれ、3年ぶりの年内出荷にこぎつけ、栽培農家は年末年始に向けた収穫に精を出している。
 出荷は26日から始まり、栽培農家の畑では、真っ白い雪の中から、みずみずしい緑色のキャベツが次々に掘り出されている。多少小ぶりながら、雪の中でしっかりと甘みが蓄えられ、生産者は「小谷のブランドにふさわしい良い出来栄え」と笑顔を見せていた。
防火呼び掛けパトロール 池田町消防団が年末特別警戒

 池田町消防団(片瀬貞之団長、定数230)は30日まで、年末の特別警戒を町内で実施している。5分団9部がそれぞれの持ち場で、火災から地域を守ろうと、住民に注意を呼び掛けながらパトロールしている。
 町は初日の27日、激励会を町役場で開いた。甕聖章町長が「団の活動が防火・防犯に役立っている。寒い中でのパトロールに感謝したい」と集まった団員約20人を励まし激励金を贈った。団員たちは早速、消防車両で警戒に出動した。
食の安全無事故喜ぶ 池田松川給食センター仕事納め

 松川村の池田松川学校給食センターは27日、仕事納めの会を開いた。職員ら約20人がだるまの目入れを行い、1年間事故なく子どもたちに給食を届けられたことを喜んだ。
 センターはことし、池田町と松川村の小中学校5校に1日約1600食の給食を提供。食材を加工する場所のエリア分けなど食中毒防止策の他、職員の健康チェックや手洗いなど衛生管理を徹底し、食の安心安全に努めてきた。
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