2017年12月30日(土)付

メダリストに技と心学ぶ 町奥原選手地元で子ども指

 大町市常盤上一出身のリオ五輪バドミントン女子シングルス銅メダリスト・奥原希望選手(22)=日本ユニシス=を講師にした「第2の奥原希望発掘プロジェクト」(市教育委員会主催)が29日、市総合体育館で開かれた。全国の小学生から高校生まで69人が参加し、世界のトップアスリートから技術や精神を学んだ。
 プロジェクトは奥原選手の母校・大宮東高校バドミントン部の元顧問で、奥原希望後援会事務局長の大高史夫さん(66)=さいたま市=が企画。子どもたちが一流選手と触れ合える場を設け、競技人口の底辺拡大につなげようと、大町での開催は昨年に続き2回目となる。
里山歩き元気な体づくり 白馬幼稚園 冬の園外保育

 白馬村の信学会白馬幼稚園(中村豊園長、園児62人)でこのほど、同園恒例の冬の園外保育が行われた。地域の自然に親しみながら、運動不足になりがちな冬に病気に負けない元気な体づくりを目的とする季節行事。雪の中、白馬ジャンプ競技場やエコーランド周辺の里山歩きを楽しんだ。
 ことしは早くから雪が降り、当日も雪模様。それでも園児たちは元気いっぱいに、ふかふかの雪を踏みしめながら目的地まで歩いた。
力いっぱい餅つき 池田 「実家の茶の間」石臼で昔ながらに

 池田町一丁目のコミュニティカフェ「実家の茶の間」で27日、餅つきが行われた。親子連れなど20人以上が参加し、昔ながらの石臼ときねで餅をつき、つきたての餅を味わった。
 地元の農家が無農薬で作った古代米白毛餅を使って5升分をついた。子どもたちも重たいきねを力いっぱい持ち上げて、餅つきに挑戦。「思ったより重かった」と話した帯刀優斗君(12)は、繰り返すうちにこつをつかんだようだった。
縁起物年とり寒ブリ 大町一木宮坂商店で店頭販売

 年の瀬も迫った29日、年とり料理に欠かせない寒ブリや新巻鮭などの食材を求める客で、各地の鮮魚店などがにぎわっている。大町市九日町の「一木宮坂商店」では、大正元年の創業以来恒例となっている天然ブリの店頭販売が好評。店主が店頭でさばく姿が、年末の風物詩となっている。
 ことしは姉妹都市の富山県氷見市は大物が少なく、新潟県佐渡から9`を超える取れたてのブリを仕入れた。訪れた客も「父親の代からのお付き合い。ここのブリはいい」と話す。縁起物だけに、町の商店ならではのこだわりが効いている。
ゆるキャラ「ちょば」君発信 八坂中2年生が制作そばをPR

 大町市八坂中学校(平林伸一校長)2年の女子生徒6人が、地元産の「八坂のそば」をPRするマスコットとして、ゆるキャラを作った。愛らしい瞳のタヌキの「ちょば」君が広まることで、もっと八坂のそばを知ってもらうきっかけになればとの願いが込められる。
 同校の総合的な学習の一環として行う「やさかの時間」でことしは、そばを統一テーマに学びを広げてきた。すべての学年が合同で、気になるテーマを模索しながら学ぶ。「もっとPRを」と考えた女子生徒が集まり、ゆるキャラの「ちょば」君を考案した。
名物トロイカ運行開始 爺ガ岳スキー場3年ぶり年末年始営業

 降雪に恵まれ、3年ぶりの年末年始の営業を行っている大町市平の爺ガ岳スキー場では29日、名物のちびっこトロイカが運行を開始した。ゲレンデは冬休みに入り、親子連れでにぎわっている。
 トロイカはロープで引き上げる大型のそり状の乗り物。リフトの利用が難しい子どもや初心者でも安心して乗れると人気だ。なだらかで広いちびっこゲレンデでは、まだスキーに慣れていない子どもたちものびのびと雪の感触をつかんでいた。

 年始の催しは新年1月1日正午ころに、エコーハウス前で振る舞い酒を行う。問い合わせは同スキー場TEL0261-22-0551まで。
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