2017年12月31日付

2017年12月31日(日)付

身と心清め　新年を　若一王子神社で師走の大祓い

　年の瀬を迎え、大町市の若一王子神社で30日と31日、人形ひとがたによる「師走の大祓はらい式」が行われている。年越しを前に伝統行事で〝けがれ〟を払い去り、すがすがしい身と心で新年を迎えられるようにと、参拝者が無病息災や延命長寿を祈った。
　穏やかな天気に恵まれ、境内は雪化粧の中、参拝に訪れた家族連れなどの姿が目立った。人型の紙に家族の名前を書き、なでたりすることで６月の夏越の大祓の後に身に付いたけがれや病根を人形に移し、神職からお祓はらいを受けた。

手作りおせち　高齢者に　大町･松川　ボランティアが用意

　お正月を彩るおせち料理。大町市と松川村では30日、地域の高齢者に、住民ボランティアたちが丹精込めた、手作りのおせちが届けられた。
　大町市常盤上一地区の女性でつくる「ゆずり葉の会」（西澤純子会長）は、常盤地区の一人暮らしの高齢者のために約１００食を用意。会員約20人が４日間をかけて、縁起物の田作りや昆布巻き、エビの姿煮など19品目を調理。メッセージを添え、民生児童委員を通じて配った。

漁師食堂オープン　白馬五竜エスカルプラザ　糸魚川復興支援の一環で

　白馬村のエイブル白馬五竜のベースセンター・エスカルプラザ2階に今シーズン、新潟・糸魚川の「漁師食堂漁場傳兵」がオープンした。糸魚川市で発生した大規模火災の復興支援の一環として、スキー場を訪れる国内外のスキー客らに、糸魚川の豊かな食材や食文化を伝え、情報発信や交流を広める拠点となる店づくりをめざす。糸魚川直送の新鮮な海鮮丼のおいしさが、開店時から評判を呼んでいる。

杜氏手作りの酒林飾る　大町の薄井商店

　大町市の「白馬錦」蔵元・薄井商店（薄井朋介社長）は30日、酒蔵の前に真新しい酒林を掲げた。深い緑色の杉の葉を束ね、しめ縄に紙垂しでの純白をキリッと飾る酒林が、酒蔵のたたずまいに鮮やかに映える。

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