2018年7月18日(水)付

次代へ継ぐ「元気な大町」を 牛越市長4期目の初登庁

 1日の大町市長選で4選を果たした牛越徹氏(67)は17日、市役所に初登庁し4期目をスタートさせた。登庁後の記者会見で牛越市長は、人口減少や少子高齢化対策、子育て・高齢者支援、赤字が続く市立大町総合病院の経営改善などに傾注することをあらためて強調し、「新しいことに果敢に挑戦する。安心して暮らせる大町を創り出す。元気な大町を次の世代に引き継ぐ」と4期目の決意を語った。
 牛越市長は同日午前8時40分ごろ、公用車で到着。支持者や市職員約300人の拍手に出迎えられた。
 女性職員から花束を受け取った牛越市長は「一緒に頑張りましょう」などと言葉を交わし庁舎に入っていった。
日本語禁止英語で3時間 白馬高でイングリッシュデイ

 白馬村の白馬高校で17日から、定められた時間の学校生活を英語だけで過ごす本年度最初の「イングリッシュデイ」が始まった。今年は1〜3年生の普通科・国際観光科全校生徒209人が参加。初日は1年生68人が、英語を話すネイティブの外国人講師と触れ合った。
 生徒たちは午前中の約3時間にわたり、その間は日本語を禁止して英語だけで過ごした。ALT教師や元公営塾英語教師など、ネイティブの講師が受け持つ6つの教室を巡回。講師はすべて英語で授業を行い、生徒も英語のみを使用しながら授業を行った。1年生は初めての体験に戸惑いながらも、講師と楽しくコミュニケーションを重ねていた。
二丁目が念願の初優勝 池田町ママさんバレーが閉幕

 池田町の第29回ママさんバレーボールリーグ戦大会(町など主催、大糸タイムス後援)の閉幕式がこのほど、町総合体育館で開かれた。出場5チームによる熱戦を制し、二丁目が初めての優勝に輝いた。
 大会は6月15日の開幕から、各地区の代表チームが総当たり1回戦で試合を展開。閉幕式で町体育協会ママさんバレーボールクラブ部長の井口佳子副大会長が入賞チームに賞状とカップを手渡した。
「種と食」守る策を探る 松川 種子ネットワーク講演会

 松川村や池田町などの有志らでつくる「Azumino種子ネットワーク」はこのほど、講演会「種の話と私たちの食糧」を松川村すずの音ホール研修室で開いた。「日本の種子を守る会」事務局アドバイザーの印鑰智哉さん=東京都=を講師に、種を取り巻く現状を学び、種と食を守る解決策について考えた。
 化学肥料や農薬による土壌破壊などが原因で、60年後には世界の土壌が失われてしまう危険性を指摘。化学肥料が生まれた背景や遺伝子組み換え企業が種子や農薬市場を独占している現状に触れ、日本の種子政策の変遷や、農産種苗法や主要農作物種子法について説明した。
水上でスラックライン 大町木崎湖で初の教室

 大北各地で気温30度を上回る厳しい暑さの中、まぶしい日差しが揺らめく木崎湖でスラックラインに挑戦。失敗したら、湖に思いっ切り飛び込む。
 大町市教育委員会と市スポーツ推進委員は16日、木崎湖畔のB&G海洋センター艇庫を主会場に「スラックライン教室」を開いた。「木崎湖でウォータースポーツ体験」と同時開催。市内の小学生、親子連れら、2教室合計で20人ほどが参加。希望に合わせてスラックライン、カヌー、SUP(サップ)を体験した。
 スラックライン教室は、今年全4回開催予定の第2回。木崎湖では初めて。講師の永田亜佳理さんは「水の上に張ったラインを歩くウォーターラインの教室です。ゆらゆら動く水面が見えて、より集中力が必要ですが、落ちても夏の湖ですから安心です」と紹介する。
ダム見学体験で治水学ぶ 大町 高瀬渓谷フェスティバル

 大町市の大町ダム周辺を会場に14日、「高瀬渓谷フェスティバル2018」が開かれた。ダム内部の見学や、巡視船に乗ってダム湖を1周する「龍神湖巡視体験」などさまざまな参加型イベントを通じ、治水事業の大切さに理解を深めた。
 ダム内部の見学体験では、スタッフからダムの仕組みや働きについて説明を聞きながら、龍神湖のダムサイトの遊歩道から作業用エレベーターに乗り、一気に70b下降。寒さを感じるほどのダム内部の地下通路を歩き、間近で放流を見学した。利水放流操作室(ジェットフローゲート)から10d以上の水が水煙を上げて放水される様子は迫力満点。参加者は歓声を上げながら盛んにカメラのシャッターを切っていた。
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