2019年5月4日(土)付

令和発展願い古道歩く 塩の道祭り小谷で始まる

 かつて信州と越後の海陸物資を運んだ古道、千国街道・塩の道を、小谷・白馬・大町の3市村縦断で歩く、大北地域の春の一大イベント「第40回塩の道祭り」が3日、小谷村からスタートした。国内外から3500人余りが参加、原風景の色濃く残る下里瀬から栂池まで約9`を長い列をなして歩いた。今年は40周年と令和改元が重なる大きな節目。参加者は昭和・平成にわたる長い祭りの歴史に思いをはせながら、新時代の発展を願い歩みを進めた。
 下里瀬基幹センターで行われた出発式では、昔の旅人や歩荷(ぼっか)、牛方(うしかた)などに扮(ふん)した「歩荷隊」がのぼり旗を高々と揚げ、小谷の方言で歩くを意味する「えぶ、えぶ、えべ!」の大きな掛け声で開幕を宣言した。参加者は行列の後に続いて出発。絶好の好天に恵まれた古道は、桜もまだ残り緑も豊かで「タイムスリップしたかのよう」と喜んだ。
新曲「山を想へば」披露 大町駅前で早春賦音楽祭

 大町市の「早春賦を愛唱する市民の会」(相模一男会長)は4月29日、「氷河都市おおまち第20回早春賦音楽祭in信濃大町」を大町駅前公園で開いた。「信州花フェスタ2019」サテライト会場の開催に合わせ、市内近隣の歌の7サークルなどが登場。花盛りの大町を歌で盛り上げた。
 大町の登山を切り開いた百瀬慎太郎の詩を歌った新曲「山を想おもへば」を、松川村出身の声楽家・たぐちたみさんが披露した。「山を想へば人恋し人を想へば山恋し」の詩を曲に乗せ、花あふれる春の公園に響かせた。
池田の魅力旅行者に ガイドマスターが観光案内所

 池田町ガイドマスター会(有川劭会長)は6日まで、大型連休に合わせた臨時の観光案内所を町ハーブセンターに開設している。地域を知り尽くした住民たちが、地元の魅力を観光客などに発信している。
 案内所は期間中、会員延べ約32人が交代で、ハーブセンター入り口の案内所に常駐。訪れた人にマップやチラシを使って観光名所などを案内している。
目と舌で菜の花♀yしんで 大町市中山高原に12日まで「売店」

 大町市中山高原で菜の花畑の見頃に合わせ、市内の合同会社「菜の花ステーション」が12日まで、売店「おひさま」を開いている。菜の花オイルを使った製品やシカ肉のおやき、季節の山菜などを販売し、地元の味を発信している。
 畑を管理する菜の花農業生産組合によると、今年は昨年の猛暑の影響で、農地約8fの内約1fのみで菜の花を栽培。例年と比べ栽培面積を縮小したものの、出来は「まあまあ」という。見頃は5月中旬ころまで続きそうだ。
春の山野草に親しむ 白馬幼稚園 縦割りで「徒歩遠足」

 白馬村の信学会白馬幼稚園(中村豊園長、園児85人)はこのほど、新年度初めての行事「徒歩遠足」を実施した。全園児が今年1年、学年を超えた「縦割りグループ」でともに活動していく友達と、春の自然に親しみながら交流を深めた。
 最初に園庭で顔合わせが行われた。園児たちはペアを組む友達やグループの仲間と元気にあいさつを交わし、同園の裏手にある「幼稚園の森」に向かった。
トップ選手の技術触れる 北信越初Fリーグ1部 ボアルース長野 白馬で交流

 白馬村のウイング21を会場に4月28日、今シーズンから北信越初のFリーグ1部クラブに昇格を決めた「ボアルース長野フットサルクラブ」と、地元のフットサル愛好家との交流イベントが開かれた。白馬村をはじめ大町市や小谷村、長野市などの小中学生や一般など、60人余りが参加。日本のトッププレーヤーと一緒に試合さながらのゲームを体験し、一流の技術を肌で学んだ。
 参加者は2コートに分かれ、選手と5分間のミニゲームを繰り広げた。一人でも多くボールに触れてもらおうと、選手たちは2つのボールを使ったプレーを実施。子どもたちは体の大きな選手にひるむことなく立ち向かい、楽しみながらアグレッシブにボールを奪うプレーを身に付けていた。
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