2019年5月15日(水)付

「草木染め」でおもてなしを 芸術祭第2回まで1年余 総会で新企画など説明

 大町市内を現代アートで飾る北アルプス国際芸術祭の第2回開催まで1年余に迫った。主催の同実行委員会(実行委員長=牛越徹市長)は13日夜、本年度総会を市役所で開いた。草木染めアイテムで来場者を歓迎する新たなおもてなしプロジェクトが動き出したことなど、本番に向けた準備の進捗状況を説明した。
 新おもてなしプロジェクトは、小中学生が絵付けした小皿を飲食店で活用してもらった前回の「おもてなし小皿」に替わる企画。長野県に由来し、自然豊かな大町市の風土にマッチする「草木染め」に着目した。専門家や愛好家を募り結成した「信濃大町草木染め隊」が中心となり準備を進めている。
地域ぐるみで花植え 松川プランターづくりに120人

 松川村の住民でつくる「花が咲いている村づくりの会」(内川輝雄会長)は11日、村内に設置するプランターの整備を松川中学校で行った。生徒や保護者、各団体の関係者など約120人が花を植え、地域ぐるみの緑化活動に汗を流した。
 作業は今年、松川中PTAのボランティア活動に合わせて開催。参加者がプランターの土入れや花の定植、運搬などの作業を分担。赤や白など色とりどりの花をプランターに丁寧に並べ、成長を願った。
「おいしいおいもになあれ」 JA大北・池田 園児招き農業体験

 JA大北池田支部花見・相道寺・半在家青壮年部(和澤忠志部長)は9日、地元の園児を招いた農業体験を会員の畑で行った。池田保育園と安曇野シュタイナーこども園おひさまから計約40人が参加し、ジャガイモの定植を通じて農業の楽しさや苦労を学んだ。
 農業体験は食事や農業の大切さを伝える食農教育の一環。会員農家が講師を務め、約500平方bの畑に「キタアカリ」を植えた。園児たちは畝に穴を掘って種イモを植え、「おいしいおいもになあれ」と声を掛けて成長を願っていた。
地域助け合いの情報網羅 池田でガイドブック完成

 池田町のボランティア団体やその活動などを紹介する冊子「支え合い・助け合いガイドブック」が、完成した。地域の高齢化が進む中、身近な住民同士の支援を推進しようと、サービスの受け方やボランティアへの参加方法などの情報を網羅した。
 冊子は福祉やボランティア、商工などの関係機関でつくる「池田町支え合い・助け合いを広める協議体」が発行。A4判の35nで各団体の紹介とボランティアの知識の2部で構成される。約500部を製作し、公共施設などで配布している他、町のホームページでも公開している。
 生活支援や住民交流、運動、健康づくりなど幅広い団体を取り上げ、高齢者でも見やすいように写真と大きな文字で活動を発信している。
プロが教えるものづくり 白馬の彦工務店 お客様感謝フェア盛況

 白馬村北城の彦工務店(横田一彦代表取締役)は11日、村役場多目的ホールを会場に、恒例の「お客様感謝フェア」を開いた。村内外から幅広い世代が来場し、ものづくり体験やステージショー、住宅に関する情報交換などで楽しく有意義なひとときを過ごした。
 来場者が持参した網戸張り替えや、包丁研磨は、プロが格安で仕上げてくれるとあって、丁寧な仕事ぶりに評判が高い。20年間で仕上げた数は包丁2800本、網戸1800本に及ぶという。収益金は毎年社会福祉協議会へ寄付されている。
園児塩の道を歩く 小谷保 園外活動で散策会

 小谷村保育園(松澤由佳園長)は9日、園外活動の散策会を開いた。園児が村の名所の千国街道・塩の道を歩き、豊かな自然や歴史にふれた。
 塩の道の旧街道の一つ、親坂から牛方宿までを歩いた。親坂は塩の道の難所と言われる場所で、牛方宿に至るまで急坂の連続。それでも園児たちは新緑の芽吹くすがすがしい街道で、たくさんの春を見つけながら元気に歩いた。
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