2019年5月16日(木)付

有線放送IOTで農業支援 大町 ハウス自動管理をサポート

 大町市有線放送は、有線放送のインターネット回線の無線LAN「Wi―fi」(ワイファイ)を使い、育苗を中心とした農業用ビニールハウスを自動管理(開閉)するシステムのサポートサービスを開始した。「もの」とインターネットをつなぐIOTを活用し農作業の効率化を図る新たな提案で、地域の基幹産業である農業を守る。
 北海道旭川市の企業が開発した「環境計測機」(有料)とワイファイが使える環境が必要で、ハウス内に設置したセンサーが温度や湿度などを感知し自動開閉する。所有者は、スマートフォンのアプリで随時、ハウス内の環境が把握でき、遠隔操作でも開閉できる。
 ワイファイを使うためのインターネット契約は有線放送とでき、大手通信事業者との契約と比較し安価で、経済面で負担軽減になる。
泥の感触楽しみ田植え 大町 こまくさ幼稚園児が体験

 大町市六九町のこまくさ幼稚園(原幸一理事長)年長児24人が15日、同市社館之内の水田で田植えを行った。泥の感触を素足で楽しみながら田んぼに入り、米作りを体験した。
 園児たちは教諭らに見守られ、約1時間の道のりを歩いて目的地へ到着すると、晴天の中、コシヒカリの稚描を2〜3本ずつに手で分けながら丁寧に植えた。「気持ちいい」「(泥が)深いね」と歓声を上げた。畦のカエルなども観察し、農や自然の生き物に触れる有意義なひと時を過ごしていた。
国宝仁科神明宮間近に 大町市社 式年遷宮控え内覧会

 大町市社の国宝・仁科神明宮で12日、20年に1度の式年遷宮を控え内覧会が開かれた。住民や参拝客約50人が、普段見られない本殿などを間近に見学し、地域の文化財に理解を深めた。
 今回遷宮では本殿と釣屋、中門の檜皮葺(ひわだぶき)の屋根を解体し、葺き替えを行う。10月末ころに完成する予定だ。修繕工事に伴い御神体を仮殿に移す仮遷宮祭を5月18日午後8時から催行。11月に遷宮祭を行う。
 内覧会は総代会が住民に地域の財産に親しんでもらい、伝統文化の継承につなげようと企画。工事関係者や総代が案内役を務め、神社の造りや歴史などを紹介した。社務所では前回遷宮の写真も展示された。
保護者が見守る部活動 池田 高瀬中で参観理解深める

 池田町の高瀬中学校(生徒222人)は10日、保護者を対象にした部活動参観を開いた。活動の様子を間近に見たり顧問と懇談するなどして、部活動への理解を深めた。秋山昇校長が、活動のねらいや同校での実態などについて説明し、一番の目的は「生涯にわたりスポーツや文化、芸術活動などを愛好する生徒の育成」だと述べた。
 本年度は、文化部3つ、運動部8つの合わせて11の部に160人が所属する。昨年度に改訂された県のスポーツ活動指針では、朝の部活動を行わないことや平日の練習は2時間程度、などといった活動時間の基準が示されている。
ウクレレ愛好者集い楽しむ 大町の麻倉でサークル

 大町市堀六日町の一画で、ウクレレの心地よい音色が楽しげな空間をつくりだしている。同町の「cafe&BAR麻倉」で、毎週月曜日午後7時から、ウクレレ好きが集まって思い思いの曲を弾くウクレレサークルが開かれている。
 サークルは、同店共同経営者の林剛さん(57)と池内幸子さん(55)が、常連客の秋良登喜雄さん(69)と3人で昨年9月に立ち上げ、徐々に仲間を増やしていった。
 サークルでは、参加者同士で教え合ったり、楽譜や動画を見ながら好きな曲を練習。月に1度は発表会も開く。
スキー入り込み1・2月挽回 白馬・小谷 前季比2・9%減 外国人は増

 白馬村と小谷村は15日までに、5月連休までを含めた2018〜19スキーシーズンの入り込み状況をまとめた。白馬村は96万6087人(前季比2・9%減)、小谷村は46万6861人(同5・8%増)。オープンが12月中旬以降になるなどシーズンの出遅れや3月の早い雪解けなどが懸念されたが、1、2月の好調に支えられ、一定の数値を記録した。
 白馬村は前年を下回り目標の100万人に届かなかったが、前々年とその前の年は上回った。上部ゲレンデがあるスキー場は春の雪にも恵まれた4月から5月も好調で、出遅れを取り戻した。
 小谷村は前年、前々年を上回る数値となった。12月中盤まではオープンが遅れた栂池高原が苦戦したが、下旬には雪に恵まれ3スキー場とも好調に。1月は14・2%増、2月は7・3%増と好調が続き、盛り返した。
トップページ 5月の一覧 ●当サイトに掲載の記事・画像の無断転載を禁じます。すべての著作権は大糸タイムス社に帰属します。
Copyright(C) 2007-2019 OHITO TIMES Co., Ltd. All Rights Reserved.