2019年5月23日(木)付

園児お散歩見守りに工夫 大町市大津の事故受け安全対策

 幼い子どもが犠牲になる悲惨な交通事故が全国で相次ぐ中、大町市では地域の子どもたちを守ろうと各保育園などが工夫を凝らしている。子どもの関心を広げ社会性を養う「お散歩」を制限せずに安全に続けられることを願い、それぞれに行き先やコース・ルートの見直しなどに取り組んでいる。滋賀県大津市で8日に起きた園児を巻き込む交通事故を受けて、大町市子育て支援課は9日、市内の公立保育園に一斉にメールを送信した。園外活動時の基本マニュアルの点検・見直しや、全職員への周知の徹底、事故の一歩手前の事例「ヒヤリ」「ハット」を書き込む園周辺のお散歩マップ作成などを呼び掛けた。
会心の一打でシーズン開幕 池田ゲートボール協が春季大会

 池田町ゲートホール協会(荒井勉会長)は19日、今シーズンの開幕戦となる春季大会を農村広場グラウンドで開いた。同協会に登録する9チーム約60人の選手が集い、会心の一打を放った。1チーム4試合の勝敗と得失点差で順位を争った。競技開始の合図とともに第一ゲートめがけ正確なショットが次々と放たれた。球を置く位置を相談し合うなど頭脳戦は白熱した。
春本番雪形まつり始まる ウオッチング26日にも開催

  春の訪れを告げる大町市恒例の文化イベント・第18回「北アルプス雪形まつり」が始まり、このほど、大町市内や白馬村などを巡る雪形解説ツアー「雪形ウオッチング」が行われた。今月26日にも開催予定で、多くの参加を呼び掛けている。要申し込み。ツアーはバスに乗車して各地を巡回。あずみ野雪形研究会会長の渡辺逸雄さんの解説で、晴れた日には尾長鳥や代掻き馬など北アルプス山麓から眺められる雪形を知ることができる。地域の歴史なども語られる。
未就園児お話し楽しむ 大町図書館栗林さんの「えほんのおへや」

 大町市の大町図書館(宮脇哲子館長)は14日、館内児童書コーナーでゼロ歳?未就園児を対象としたお話し会「おいでえほんのおへや」を開いた。大北地域を中心に語りや読み聞かせなどで活躍する栗林さとしさんによる読み聞かせなどが行われた。、この日は、マスコットなどを配置したエプロン上で物語を展開する「エプロンシアター」やパペットで子どもたちの心をつかんだ。大型絵本の読み聞かせや手遊び、紙芝居やふれあい遊びなどを楽しんだ。
スケボーで東京五輪へ 白馬中2年永原悠路選手 日本選手権準V強化選手に

 来年の東京五輪で初めて正式採用となるスケートボード競技で、白馬村の白馬中学校2年生・永原ながはら悠路ゆうろ選手(13)=北城みそら野=が、このほど新潟県で開かれた日本選手権で準優勝し、日本代表の強化指定選手に選ばれた。21日、村役場を表敬訪問し、五輪目指して健闘することを誓った。下川正剛村長は「夏の五輪に出られれば村で初めて。村民全員で応援するので、頑張って」と激励した。今回は、スノーボード冬季五輪選手としても活躍する平野歩夢選手(65・7ポイント)にわずかに及ばなかったが、過去の大会では平野選手を上回ったことも。「もうひと踏ん張り頑張れば、同じくらいに行ける」と話し、五輪の枠を争う気構えだ。

希少クマガイソウ開花 小谷・奉納温泉月末ごろまで見頃

 小谷村の奉納温泉で、絶滅危惧種の山野草クマガイソウの開花が始まった。今年の春は天候不順で、例年より開花が遅れたものの花つきは良く、希少な花のかれんな姿が、地域住民や湯治客らの目を和ませている。奉納温泉のクマガイソウは、同施設の鷲澤厚子さんが常連客から数株を譲り受けて育て始めた。丹精込めた世話の甲斐あって、近年は50株以上の群落をつくるまでとなった。これほど多い群落があるのは村内でも珍しい。見頃は今月末ぐらいまで。
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