2019年5月29日(水)付

大町にスラックライン施設 大北地域初の常設型拠点に

 大町市五日町の「いっし・あーとすぺーす」に29日、スラックライン(SL)パークが誕生する。常設型のSL施設は大北地域初で県内でも最大規模。初めてSLを体験する人から競技者まで、幅広いレベルや世代が利用できる。
 SLは幅5aのナイロンベルトの上でバランスを取りながら移動する、綱渡りとトランポリンの要素を併せ持つスポーツ。健康増進やバランス感覚強化に役立つとされ、子どもから高齢者までが気軽に親しめる。
 初心者用の低いラック式SLが8台、高さ1・3bの中級者向けと1・8bの上級者向けが1本ずつ。床に置くタイプのスラックレイルでは、幼児や高齢者も安全に利用できる。
ニホンライチョウ産卵 大町山博 本年度初飼育下のつがい

 大町市の市立大町山岳博物館は28日、飼育繁殖中の国特別天然記念物・ニホンライチョウのつがいが産卵を始めたと発表した。27日までに2個の卵を産み、本年度の人工飼育下での産卵は全国で同館が最初となった。
 同館では本年度も昨年度と同じ、同館で育った雄と東京都の上野動物園から移動した受精卵がふ化した雌の個体でつがい1組を形成。
 今月23日から雄・雌の同居を行い、24日夕方から25日の早朝と27日午後に1個ずつを産卵。巣内にある卵は目視の確認では、正常卵とみられるという。
地域描いた木版画役立てて 塩入久さん 池田町に2点寄贈

 松本市の木版画家・塩入久さん(70)は22日、池田町の東山から望む北アルプス山麓の風景を描いた作品2点を町に寄贈した。「池田町から見た山の形は最高。住民に作品を見てもらい、地域で生きる喜びを感じてほしい」と話した。
 寄贈作品は雄大な山々や一面に広がる田園、四季の花を盛り込んだ8号サイズの「梅香る頃」と変形40号の「秋桜こすもす」。
 展望美術館で贈呈式が開かれ、甕聖章町長が「地域の象徴である有明山が描かれ、住民も親しみやすい作品。町の宝として大切にしたい」と感謝を述べた。
職員とふれあい医療体験 大町病院祭で手作りの催し

 市立大町総合病院で26日、第9回大町病院祭が開かれた。「ともに育てよう地域に根付く希望の芽」をテーマに、地域と病院の親しみを深め元気につなげようと開催。職員たちの手作りの催しに、訪れた住民ら約3000人が親しんだ。
 病院スタッフを中心に実行委員会を組織し、それぞれに工夫を凝らした企画で歓迎。特技を生かし抹茶ラテを提供するお茶処や、医療にまつわる問いを答えていくクイズラリー、顕微鏡体験や子どもの白衣試着体験など、楽しみながら病院の業務や職員と親しめる催しが目白押しだった。
働く若者同年代交流を 白馬村 白馬商工会 官民集い初の合同研修会

 白馬村と白馬商工会(杉山茂実会長)は28日、村や村内事業所で働く新入や若手の職員・社員の初めての合同研修会を白馬ハイランドホテルで開いた。村役場や索道事業者、ホテル、金融機関など各業種から22人の若手が集まり、自己紹介やフリートークなどで、同じ地域で働く近い世代同士の交流を深めた。
 近年、村外から転入してくる就労者が増える中、官民交流の合同研修会によって相互のスキルを学び、同年代のコミュニティーの発展につなげる狙い。今後もさまざまな形で定期的に研修会を行う。
不審者侵入児童守れ 白馬南小で実践的訓練

 白馬村の白馬南小学校で24日、学校内への不審者侵入を想定した「不審者対応避難訓練」が行われた。教師らが長野県警察スクールサポーターが扮ふんする不審者をさすまたで取り押さえるなどし、いざという時の心構えを新たにした。
 訓練は4年生のクラスで授業中、刃物を手にした不審者が侵入したという想定で実施した。
 訓練後の集会では、大町警察署生活安全課の井澤毅士係長と、スクールサポーターの吉澤喜代人さんが講評。子どもたちに「不審者は学校だけでなく危険は校外にもある。自分の命は自分で守る努力を」と呼び掛けた。
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