2019年6月7日(金)付

岳陽・信大大町の魅力発信 住民参加プロジェクト「まちのてらこや」始動

 大町市の大町岳陽高校と信州大学は本年度、地域住民とともに大町を知り魅力を発信するプロジェクト「まちのてらこや」を立ち上げた。全6回の活動で大町の魅力?を探し発信していくことで、将来大町に住むという選択のきっかけをつくる。
 昨年度大町市・信州大学・東京大学が実施した定住促進共同研究事業「空き家の学校」で、空き店舗を活用して岳陽高生や地元住民が講座を開く「まちのてらこや」から発展した新たなプロジェクト。関わった学生らが中心となり、県の地域発元気づくり支援金を活用して事業を展開していく。
収穫願い土と触れ合う 大町社未就園児親子がイモ植え

 大町市社公民館の未就園児を対象にした親子教室「なかよし広場」は5日、公民館横の畑にサツマイモの苗を植え付けた。14人の未就園児と保護者が参加し、シャベルやスコップを手に土と触れ合って秋の収穫に願いを込めた。
 親子たちは、植える向きなどに注意しながら土と触れ合うひと時を過ごした。「食べるのが楽しみだね」「そのころには子どもたちも大きくなってるよ」と会話も弾み、和気あいあいとした雰囲気だった。
スポーツ通じ700人交流 松川分館対抗で球技大会

 松川村恒例の分館対抗球技大会(村公民館主催)が2日、村内で開かれた。ソフトボールとマレットゴルフ、ワンバウンドふらば〜るバレーの3種目に計約700人が参加し、スポーツを通じて交流を深めた。
 ソフトボールには各分館から16チーム約270人が出場し、優勝を目指してトーナメント戦を展開。地区同士の誇りを掛けて白熱した試合を繰り広げ、大きな声援がグラウンドに響いた。
薬物乱用ダメ、ゼッタイ=@小谷中薬剤師講師に防止教室

 小谷村の小谷中学校で5月30日、薬物乱用防止教室が開かれた。同校の薬剤師・山本拓真さんが覚せい剤や大麻、危険ドラッグといった薬物をテーマに講演。身近に潜む薬物の恐ろしさについて理解を深めた。
 山本さんは薬物乱用がなぜいけないのか、乱用の定義について分かりやすく説明。危険な薬物にはさまざまな種類があり、それらを言葉巧みに格好よく響く名前に変えて、インターネットなどで簡単に入手できてしまう状況について語った。
 生徒たちからは「薬物の恐ろしさが良く分かりました。今日の講義を記憶にとどめて、しっかりした大人に成長していきたいと思います」などの感想が聞かれた。
未来へ国際目標§bし合う 白馬で「SDGsラボ」発足

 白馬村で、「SDGs(持続可能な開発目標)」の実現を目指す有志のミーティング「HakubaSDGsLab(ラボ)」が発足した。将来にわたって持続可能な地域づくりへ、白馬と世界の両軸から考え、実践につなぐ場とする。
 初めての活動となるキックオフイベントが4日夜、村内で開かれた。村内を中心に白馬高校生を含む約50人が参加。HISのスプリングスクールでも講師を務めた環境アクティビストの清水イアンさんが、SDGsについて解説した。参加者たちは貧困や教育、安全な水、気候変動、海の保護など、同じ関心を持つグループに分かれて思いを話し合った。
昔ながらの手植えで汗 小谷棚田オーナーが作業

 オーナー制度による棚田の米作りを取り入れている小谷村で、中谷地区・藤島棚田の田植えが1日に行われた。オーナーによる初の作業となり、地元「中谷郷が元気になる会」の米作りの達人から指導を受けながら、昔ながらの手植え作業に汗を流した。
 作業には県内外から参加したオーナーら約60人が参加。代かきを終えた田んぼに素足で入った。常連も多く、田植えをする手つきも慣れたもの。泥の感触の気持ちよさを体感しながら作業を進めていった。
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