2019年6月23日(日)付

「早春賦」吉丸氏の功績語る 大町岳陽高同窓会 孫の昌昭さん講演会

 大町岳陽高校同窓会は22日、令和元年度総会を大町市のJA大北会館アプロードで開いた。高校再編前の大町高校OB・吉丸昌昭さん(79)が記念講演で、唱歌「早春賦」の作詞で知られる祖父・一昌の功績を振り返った。
 昌昭さんは「アンビリーバブル信じられない!話し」と題し、大正5(1916)年に43歳で亡くなった一昌との出会い≠紹介。高校進学後、校歌の作詞者に思いがけず祖父の名前を発見し、「運命の出会い」が祖父の人生をたどるきっかけになったという。
 一昌の功績については、文部省の尋常小学唱歌編纂委員として国家的なプロジェクトに携わったと評価。北アルプス山麓地域の情景を歌ったとされる「早春賦」が「一昌が歩んだ道のりをたどる、自らの応援歌だったのでは」と持説を述べ、「名曲として歌い継いでもらえれば」と訴えた。
木の葉≠ナ版画クラフト 国営公園 タペストリー作り体験

 国営アルプスあづみの公園大町・松川地区で22日と23日、クラフト体験「葉っぱのタペストリー作り」が行われている。家族連れなど来園者が園内の木々の葉を使った作品作りを屋内で楽しみ、梅雨の悪天候でも自然に親しんでいる。
 参加者はイタヤカエデやヤマモミジなどから自分好みの木の葉を選び、アクリル絵の具を塗って版画の手法で布に写した。葉の模様を生かした色とりどりの「花畑」など、思い思いの作品作りに熱中していた。
違法薬物危険性訴える 撲滅デー合わせ池工で啓発

 6月26日の「国際麻薬乱用撲滅デー」に合わせ、池田町の池田工業高校で20日、薬物乱用の防止を呼び掛ける「ヤング街頭キャンペーン」が行われた。生徒会役員や県大町保健福祉事務所の職員ら約40人が、通学してくる生徒にリーフレットなどを配り、違法薬物の危険性を訴えた。
 参加者は覚せい剤や大麻などの乱用防止を掲げたのぼりを立てて啓発活動を展開。生徒会の役員が学校の仲間に「薬物乱用防止にご協力を」「1回でもダメ。ゼッタイ」などと呼び掛けた。
雪中熟成の生ワイン「栂の森」 道の駅おたりで限定販売

 小谷村の道の駅おたりが、小谷村の栂池高原スキー場ゲレンデ内で、雪の中に埋めて熟成させてきた生ワイン「氷雪熟成生にごり・栂の森」が、同施設で限定発売されている。
 搾りたての日本酒を雪の中で熟成させる製法を洋酒にも生かそうと、行われている取り組み。塩尻市のワイナリーで仕込んだ無ろ過の赤・白ワインを、天然雪の雪室で熟成している。天然の冷蔵庫で醸されたワインは、ブドウ本来の果実成分がそのままにごりとなって残り、酸味と渋みのバランスが取れた、香りい味わいに仕上がっている。
高校生レストランオープン 白馬高 サービス実践で価値学ぶ

 会場は今年60周年を迎える白馬東急ホテルのレストラン。料理は白馬豚や信州サーモン、地元産野菜などをふんだんに味わうコース。接客サービスを行うのは初々しく、はつらつとして、緊張も伝わる高校生。白馬村で22日、「高校生レストランinHakuba」が開かれた。
 高校生は白馬高校国際観光科で、観光Uの授業を選択する2年生から12人。同ホテルの魅力を地域の人に伝えるメニューの開発、運営プロデュースに最初から携わり、体験を通してサービスの価値を理解することを目的に実施した。
郷土の旬給食で味わう 小谷村保育園で「食育の日」

 小谷村保育園は18日、「食育の日給食」を実施した。この時期の旬の味として親しまれている「ネマガリダケのみそ汁」などが提供され、園児が郷土食に理解を深めた。
 この日のメニューは「ネマガリダケのみそ汁」「ゼンマイの煮物」「夕焼けごはん」。ネマガリダケは小谷で収穫され、年長園児が下ごしらえの皮むきを手伝った。「先端の柔らかい部分を折らないように」と指導されながら、みんなにおいしく食べてもらおうと、注意深く皮むきを行った。
トップページ 6月の一覧 ●当サイトに掲載の記事・画像の無断転載を禁じます。すべての著作権は大糸タイムス社に帰属します。
Copyright(C) 2007-2019 OHITO TIMES Co., Ltd. All Rights Reserved.