2019年9月1日(日)付

実戦さながら″ミ害対応 きょう「防災の日」大町社地区で訓練

 「防災の日」9月1日を前に、大町市は8月31日、地震総合防災訓練を社地区のやしろ公園を主会場に開いた。各機関関係者や地区住民など約450人が参加。シナリオが知らされない実践的な訓練を通じ、災害時の対応を刻み込んだ。
 糸魚川―静岡構造線断層を震源に最大震度6強の大地震が2度続けて発生し、社地区で大規模な家屋の倒壊やライフラインの被害が出ている想定で訓練。参加者には随時状況のみが与えられ、各機関の関係者が救助活動やインフラの復旧などにきびきびとあたった。
 地域住民も、自宅から自治会ごとの避難所への1次避難や安否確認などに参加。主会場では訓練の内容も解説され、災害時にどのような対応がとられるのか理解を深めた。
健康増進スポーツ吹き矢 4日に初心者体験会 新日本婦人の会白馬支部

 新日本婦人の会白馬支部は今夏から、「健康吹き矢小組」を発足させ、スポーツ吹き矢を始めた。新たな健康づくりの一環として、交流の輪を広げている。
 スポーツ吹き矢とは、吹き矢で的を射り、その点数を競う競技。競技としての楽しみ方だけでなく、腹式呼吸による血液の循環と内臓の活性化など、健康増進に効果があることからも注目されており、幅広い年代の人に楽しまれている。
 現在は月に1回から2回のペースで吹き矢を楽しんでいる。最近は腹式呼吸が上手になり、動作の一つ一つもスムーズにできるようになった。自分の吹いた矢が的に当たると自然に笑顔が広がっていた。
若者が町の課題解決へ 池田つむぐプロジェクト 行政と初ミーティング

 若者有志が池田町の課題解決に取り組む「池田つむぐプロジェクト」は8月30日、町や県との初めてミーティングを広津地区の広津交流センター絆で開いた。観光ツアーの開催や空き家の利活用など地域活性化のアイデアを提案し、実現に向けて協力を確認した。
 プロジェクトには信州大学や長野大学の学生などメンバー約20人が参加し、9月1日まで、絆を拠点に「地域課題解決合宿」を開催。
 ミーティングでは町の移住定住や観光、教育の担当職員などを招き意見を交換。町内外の住民の交流の場として空き家を整備するなどの提案があった。行政側からは「空き家になった後の対策が難しい。防ぐ手だても必要」などの意見が上がった。
安全願い「ゆっくり亀さん」 大町 安協女性部マスコットづくり

 大町地区交通安全協会大町支部女性部は8月29日、秋の全国交通安全運動(9月21?30日)で高齢者宅へ配布する「カメのマスコット」を製作した。成沢和子副部長をはじめ女性部12人が作業に精を出し、交通安全の願いを込めて一つ一つマスコットを手作りした。
 発泡スチロールや布をボンドで貼り付け、かわいらしい目を添えた。スピードを出し過ぎないようにと、「ゆっくり亀さんの勝ち」と標語を添え、安全運転を求める。
友達と食べる楽しさ体感 白馬 子育て支援ルームが食育

 白馬村の子育て支援ルームで8月27日、利用者の未就園児と保護者を対象とした食育活動「おいしいもの食べよ」が実施された。次代を担う子どもたちの食育を推進する活動。今回は旬の野菜をふんだんに使った「ドライカレー」が提供され、たくさんの友達と食べる楽しさを体感した。
 家庭とひと味違うドライカレーは大好評。友達の食欲に誘われるように、子どもたちが苦手な野菜もぺろりと完食していた。
池田に新たな文化拠点 交流センター「かえで」きょうオープン

 池田町が建設を進めていた交流センター「かえで」が完成し、8月31日、竣工式典が行われた。公民館や図書館の機能を備えた交流施設で、町民の集う新たな文化拠点として、9月1日にオープンする。図書館施設は10月25日にプレオープン、全館グランドオープンは11月。
 施設は旧アップルランド跡地に建てられ、約360人収容可能なホール、蔵書数7万冊の図書館、学習室、キッズルームなどを備える。ホールを取り囲む回廊「なないろスペース」は展示や歓談スペースなどの機能を担い、多様な世代の町民が気軽に集いくつろげる居場所となる。
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