2019年9月6日(金)付

地域のお年寄りに感謝 白馬で敬老会健康長寿願う 

 敬老シーズンの9月に入り白馬村では3日、「第33回村敬老会」がウイング21を会場に開かれた。村内70歳以上のお年寄り2100余人を対象に招待したところ、300人余りの参加があった。式典と歌謡ショーなどの演芸などが行われ、多年にわたり地域や社会の発展に貢献してきたお年寄りたちに感謝するとともに、健康長寿を願った。敬老会の特別公演は、安曇野市三郷の「ドルチェカリーナ」の演奏や歌謡ショーが行われた。来場したお年寄りたちは、曲に合わせて合唱したり手拍子を打ったりして楽しみ、会場には元気な笑顔があふれていた。
実践で仕事やりがい学ぶ 松川中学生が職場体験

 松川村の松川中学校2年生約80人が4日と5日、職場体験学習を村内外の事業所で行った。さまざまな業種の仕事を実際に体験しながら、やりがいや苦労を学んだ。大町市の大糸タイムス社には、小山了君(14)と倉科百花さん(13)が入社≠オ、新聞づくりの裏側を体験した。記者になって、さまざまな職場を訪問し、同級生が仕事を体験する様子を取材。インタビューや写真撮影を実践し、それぞれの仕事の魅力を探った。
文化財「収蔵庫」を一般公開 松川村7日にリニューアル後初

 松川村緑町中区の国指定有形文化財「収蔵庫」で7日午前9時から正午まで、農機具などの展示スペースがリニューアル後初めて一般公開される。村教育委員会が地域の基幹産業である農業の歴史を、住民に知ってもらおうと企画した。一般公開では村教委が展示室内を案内。かつての農作業の苦労を重さ約60`の米俵で体感できる。
前夜祭で浦安の舞初披露 小谷川内諏訪神社秋の例祭 

 小谷村の栂池、川内地区で8月31日と9月1日、川内諏訪神社秋の例祭が開かれた。栂池高原中央駐車場で行われた前夜祭では、従来翌日の川内神社の本祭りで行われる「浦安の舞」が初披露された。華麗に舞う巫女みこに、訪れた人はカメラを向け、優美な姿にため息をついていた。前夜祭を担当した川内神社氏子中組の深澤利幸・祭典実行委員長(53)は、「今年は新しい曲や舞を前夜祭でやるなど、子どもたちは新しい取り組みにチャレンジした。大人と子どもの交流として伝統行事が続いてほしい」と話した。
日米の文化の違い紹介 大町 米大教授 塩島由美さんが講演

 大町市九日町の大町商工会館横多目的ホールで8月31日、アメリカ合衆国イリノイ州エバンストンのノースウェスタン大学でアジア言語文化学科教授として活躍する同町出身の塩島由美さん(52)の講演会が開かれた。「日本の常識はアメリカの非常識!?アメリカの常識は日本の非常識!?」と題し、日本とアメリカの違いを紹介。塩島さんが話す両国の異なる文化を、来場者は興味深そうに聞いていた。日本にはないチップ(サービスの対価)文化について「飲食代の20%がチップの相場」など、異国の文化や常識に客席からは「えー」と驚きの声が上がった。
最新事故防止装置を体験 シニア大学で交通安全講座 

 県シニア大学大北学部1・2学年70人は4日、大町市のフレンド・プラザ大町と市文化会館駐車場で高齢者の交通安全の合同講座に取り組んだ。「地域の状況と交通安全」と題した講演や、運転適性診断、最新の交通事故防止装置を備えた車の乗車体験を実施。高齢者が関わる交通事故が全国で多発する中、地域で安全に運転するため、学生らは真剣に講座に取り組み、理解を深めた。トヨタユーグループ(長野市)の協力で開催した乗車体験では、障害物に対する自動ブレーキや、踏み間違いによる発進を防ぐサポートブレーキなど最新の安全装置を備えた車と、後付けできる踏み間違い加速抑制システムを備えた車を体験し、その効果を実感した。
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