2019年9月13日(金)付

米の生育ほぼ平年並み JA大北水稲初検査で1等級

 米の収穫期を迎え、本年度の大北産水稲の初検査が12日、大町市常盤のJA大北総合営農センター南部センターで実施された。大北南部地域から美山錦や山恵錦などの酒米やもち米・ヒメノモチなど約500俵が出荷され、1等の等級がついた。今年は、梅雨明けの遅れや8月の高温障害などが心配されたが、水稲の生育には影響が少なく、ほぼ平年並みの生育状態・収穫時期といい、農家に今後の適期収穫を呼び掛けている。酒米やもち米は来月中旬ころまで収穫が続き、あきたこまちやコシヒカリなどの食用米は来週ころから収穫最盛期を迎えそうだ。
観光地の課題活発に議論 東京の女子大生白馬高生と交流

 長野県が県内外の学生に観光施設でのインターンシップ参加を促進する事業で、東京都の跡見学園女子大学観光コミュニティ学部・観光デザイン学科の2年生が2日から7日まで、白馬村と小谷村の宿泊施設などで職場実習を行った。7日は特別プログラムとして、白馬高校国際観光科の高校生との交流会を実施。共に観光を学ぶ若者らが、実習や毎日の暮らしの中で認識した観光地白馬の課題を巡り活発に議論した。最初に大学生の体験報告が行われ、実践的な社会研修によりこれまでの学習をより深める貴重な体験ができたことに感謝していた。
オリジナル「鳥の巣」作る 安曇野ちひろ美術館でWS

 松川村の安曇野ちひろ美術館は8日、絵本作家・鳥の巣研究家の鈴木まもるさん(66)を招いたワークショップ(WS)を開いた。自然素材や手芸用品などを使って、思い思いの「鳥の巣」を作った。親子連れなど22人が参加し、干し草や枝、石、毛糸や紙粘土などのさまざまな素材を自由に使って形も大きさも異なるオリジナル作品を完成させた。
大町の酒味わい笑顔 北アルプス三蔵呑み歩き 催し多彩本通りにぎわう

 大町市で7日、第12回「北アルプス三蔵呑のみ歩き」が開かれた(本紙既報)。参加証となる酒器を手にした人たちが三蔵を巡り、蔵自慢の日本酒=出品酒を味わうイベント。午後3時の開幕を前に本通り一帯に大勢の人が繰り出した。今年の出品酒は三蔵合わせて23銘柄を数え、この日のために、仕込みや貯蔵など趣向を凝らし、当日発表する「呑み歩きスペシャル」も用意。今年は7月にオープンした「北アルプスブルワリー」も参加、ミニビール1杯を提供した。
ジャズに乗りドローイング 豊科チロル徳持さん作品展14、15日セッション

 安曇野市豊科南穂高の「あづみのコミューンチロル」は、彫刻家・版画家の徳持耕一郎さん(62)=鳥取市=の作品展「線を奏でるJAZZ」を16日まで開催中。秋のスペシャル企画として14日と15日、ジャズトリオとのドローイングセッション「JAZZMEETSART」を行う。ジャズの生演奏を聞きながらスケッチブックに描きためたドローイング(線画)をもとに、立体的であり平面的な独自の作品づくりを展開している。「音やスピード感に合わせて思わずペンが走る」という徳持さん。
子どもの描く「防犯」ズラリ 大北地区ポスター274点審査

 「オレオレって誰?」「防犯カメラは見ている」―。大北地域の小中学生が描いた防犯ポスター274点がズラリ。大町署と大北防犯協会連合会は10日、大北地区防犯ポスターコンクールの審査会を同署で開いた。色使いやメッセージの伝わりやすさなどを審査し、各学年の代表作品と優秀作品を決めた。今年は昨年の185点を大きく上回る274点の応募があった。盗難被害防止を訴える作品が最も多く、近年相次いでいる特殊詐欺被害の防止や、子ども・女性の安全対策、少年非行防止を呼び掛けるポスターなどがあった。
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