2019年9月19日(木)付

美麻大塩「静の桜」枝落下 大町 県天然記念物に心配の声

 大町市美麻大塩の県天然記念物「大塩のイヌザクラ(静の桜)」の枝が大きく落下し、地域の人たちの間から心配の声が上がっている。連休中に落ちたと見られ、17日に連絡を受けた市文化財センターでは、現状の確認や周辺の安全確保などを急いでいる。
 樹勢の弱まりからここ数年は樹木医の治療や受診を継続的に受けていた。今年5月の花付きはまばらで、特に公園正面から見て裏側にあたる2本の枝の勢いが弱まっていた。このうち、東側に伸びる枝が落下した。枝の断面は崩れており、幹内部は大きく空洞化した部分があるようだった。文化財センターでは、県へ棄損届けを出すとともに、もう1本の南側の枝も危険と判断し、バリケードや張り紙などで注意喚起する。
地域高齢者の長寿祝う 大町 市長が敬老祝賀訪問

 大町市の牛越徹市長は18日、「敬老の日」に合わせ、市内で本年度100歳を迎えるお年寄りと市内最高齢者へ敬老祝賀訪問した。大正に生まれ、昭和、平成、そして令和の時代を生きる地域の高齢者に敬老の意を表し、長寿を祝った。
 市内の100歳以上高齢者は39人で、最高齢は女性107歳、男性101歳(9月1日現在)。市内の高齢化率は37・04%(2019年4月1日現在)となる。
児童が注目「白馬のおすすめ」 北小6年が冊子作成 役場に展示

 白馬村役場多目的ホールの入り口に、白馬北小学校の6年生児童59人が作成した「白馬のおすすめスポット」の冊子が展示されている。児童たちは「多くの人に見てもらいたいです。ぜひ手に取ってみてください」と呼び掛けている。
 6年生は国語の単元で「ようこそわたしたちのまちへ」という学習に取り組んだ。一人一人が自分たちで紹介したいスポットを決め、インターネットや各種資料を参考にしながら、白馬の良さを伝えるための事柄を収集していった。
 テーマは「白馬ジャンプ台」「八方池」「白馬五竜高山植物園」といった代表的な観光スポットをはじめ、伝統的建造物保存地区に指定されている青鬼地区、特産品の紫米の紹介など多岐にわたっている。
園児と楽しいひととき 小谷村で敬老会180人長寿祝う

 小谷村敬老会が18日、同村のホテルグリーンプラザ白馬で開かれた。村内の75歳以上のお年寄り約180人が訪れ、園児のダンスやアトラクションなどで楽しいひとときを過ごした。
 アトラクションで、小谷村保育園の年長園児17人が自己紹介し、祖父・祖母の名前を呼び掛けた。「パプリカ」のダンスでかわいらしく元気な姿を披露して会場を練り歩き、お年寄りと触れ合った。参加者は芸能ボランティア・せせらぎ会による歌や踊りを眺めながら、料理やお酒を楽しみ、歓談した。
村、民間に売却の方針 松川ハロー安曇野跡地利用

 松川村の平林明人村長は18日、村が今年6月に取得した村内の旧総合レジャーランド「ハロー安曇野」の土地と建物について、「民設民営の方針で事業者を探している」とし、売却する考えを示した。村議会9月定例会一般質問の初日で示した。
 村は乱開発を防止するためとして、安曇野市三郷の食品製造業・穂高観光食品から2580万円で施設を取得した。平林村長は「村として手を入れるつもりも、経営するつもりもない」とし、「農業交流ゾーンの目的に沿った信頼できる事業所にまかせたい」と話した。
小さな子初めての団体競技 白馬村子育て支援ルーム 親子でミニ運動会

 白馬村の子育て支援ルームは12日、同施設で恒例のミニ運動会を開いた。就園前の親子らが多数参加して、小さな子どもたちでも楽しめる競技で、心地よい汗を流しながら親子の絆を深めた。
 子どもたちにとって運動会での個人競技や団体競技は初めての体験。スタッフが手本を見せながら、ルールを教え、玉入れやかけっこの競技に取り組んだ。スタッフが持って走り回る「追いかけ玉入れ」では、最後の玉が入るまで庭を駆け回り、かけっこでは懸命にゴールをめざした。
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