2019年10月19日(土)付

写真家が語る一人旅の喜び 山口進さん白馬高生に講演

 白馬村・小谷村でつくる白馬山麓事務組合は18日、本年度第3回白馬高校グローバル講演会を白馬村ウイング21で開いた。「ジャポニカ学習帳」の表紙写真などで知られる昆虫植物写真家で自然ジャーナリストの山口進さんが「一人旅のすすめ」と題し、取材の旅から得た経験や自然界の「共生」について、美しい写真や映像を交え高校生に伝えた。「人のやらないことをやること。一人ならなんでもできる。大事なのは自分が何をやりたいか決めること」と呼び掛けた。
小谷の森や木にふれあう 「椛」で初企画イベント盛況

 小谷村白馬乗鞍のゲストハウス「椛」を会場に12日と13日、初企画のイベント「おたりの森と木であそぼうよ」(椛、安曇野森林もりづくり企画主催)が開かれた。台風の影響で開催が危ぶまれたが、一部のプログラムを変更し無事に開催。両日ともに村内外から多数の来場があり、小谷の森や木にふれあいながら、さまざまな文化の背景や場となる森の木の多様な活用方法について理解を深めた。年輪を顕微鏡で観察するコーナーでは、樹木の年輪が持つ情報がはっきりと分かり、環境について関心を高めていた。
イモ掘り楽しみ園児笑顔 松川北保育園で収穫作業

 松川村の松川北保育園は16日、サツマイモの収穫作業を行った。全園児約120人が参加し、土と戯れながらイモ掘りを楽しんだ。村営農支援センターと村農業委員会が主宰する「安曇野まつかわ農業小学校」の食育活動の一環で行った。園児らは、ツルをひっぱり抜いてからイモのある場所を探り当て、小さな手で懸命に土を掘り起こした。「見て見て!」「たくさんある!」「手伝って!」などと声を上げ、幼虫の観察にも夢中になりながら、にぎやかに作業した。
野球の動き楽しく体験 大町常盤スポ少初のフェス

 大町市の常盤野球スポーツ少年団は13日、初めての体験フェスティバル2019を大町南小学校グラウンドで開いた。地元の園児から小学生まで、約20人が参加。台風一過の青空のもと、団員やOBと触れ合いながら楽しんで野球の動作を体験し、球技に親しんだ。鬼ごっこや足じゃんけんなど、遊びつつ野球の動きを取り込んだゲームで楽しんだ。足じゃんけんには、グーは足をそろえて待つ?、パーは足を左右に開いて捕る?、チョキは前後に開いて投げる?と、野球の動作を盛り込んだ。
式年遷宮に奉納米俵制作 大町須沼つぐら部会が60個

 大町市常盤須沼の須沼つぐら部会は、同市社宮本の国宝・仁科神明宮で来月15日に行われる、20年に一度の式年正遷宮祭に奉納する米俵の制作に取り組んでいる。わら細工に精通する会員が、貴重な機会にと、手作業で米俵を作り上げている。
北ア望む山小屋&翼Jフェ 池田町林中に「つきさむ」開店

 池田町林中にこのほど、カフェ「つきさむ」が開店した。店主の堀内奈歩さんは実家のある静岡県で同じ店名のカフェを営業していたが、賃貸していた建物の取り壊しを機に移転を決めた。店名の由来は北海道の地名。両親が静岡で営む飲食店「月寒」から受け継いだ。店は県道51号沿いに立地する民家を大きく改修。山小屋をイメージした店の窓からは北アの山々を望む。本棚には登山にまつわる雑誌や書籍がずらりと並ぶ。
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