2020年1月9日(木)付

最後の学期気持ち新たに 大北各地 小学校で始業式

 大北地域の多くの小学校で8日、3学期の始業式が行われた。冬休みを終えた児童たちが雨の中、元気に登校し、1年で一番短く学年の締めくくりともなる学期を充実して過ごそうと気持ちを新たにした。
 大町市の大町南小学校(縣邦彦校長、児童数275人)の始業式はプレイルームで開かれた。2人の代表が、3学期の目標について作文を発表。力強く決意を述べた。
 縣校長は講話で、東京五輪で金メダル獲得に向けて道を突き進む、同校出身の奥原希望選手の姿を引き合いに、苦しくとも負けずに挑戦し、やり遂げることの大切さを説いた。
外国人も正しい緊急通報を 白馬村交番 「110番の日」前に啓発

 適切な緊急通報を啓発する10日の「110番の日」を前に、大町署白馬村交番は8日、啓発活動を白馬村内のJR白馬駅と八方インフォメーションセンターで行った。交番の警察官2人は訪れた外国人観光客を中心に英語の啓発チラシを配り、緊急時の通報先としての110番と正しい通報の利用を呼び掛けた。
 同村に訪れる外国人観光客の国では緊急通報先が110番でないこともあり、トラブルなどの際に通報に戸惑う場合もありうる。慣れない外国人相手でも安心して正しく使用してもらえるように、緊急時の通報先として110番へ電話するように呼び掛けた。
小正月の縁起物まゆ玉飾る 小谷 JA女性部 五穀豊穣願い

 JA大北女性部おたり支部は7日、小正月のまゆ玉飾りを作り、JA支所に飾り付けた。小谷村で収穫される農産物をイメージした華やかで工夫あふれるまゆ玉が小正月の雰囲気を醸し出し、利用者の目を楽しませている。
 まゆ玉は小正月の縁起物。かつて養蚕が盛んだった時代、米の粉をまゆの形に見立ててミズキの枝に飾り付けてどんど焼きの炎で焼き、五穀豊穣を願った。
 今年のまゆ玉は、まゆに代わって小谷の主要農産物をイメージして作られた。協力して作ったまゆ玉飾りは、華やかでゴージャスな出来栄えとなった。
けん玉≠フ魅力触れる 松川 講師招き世代超え教室

 松川村公民館は6日、グローバルけん玉ネットワーク代表理事の窪田保さん(38)=松本市=を講師に招いた新春恒例の「けん玉教室」をすずの音ホールで開いた。午前の部には、村内外から20人以上が参加し、けん玉の魅力に触れた。
 参加者は、けん玉の持ち方や体の使い方などの基礎を学び、バランスを保ちながら歩く練習もした。大皿と中皿の交互に玉を乗せる「もしかめ」などの技を繰り返し練習し、技が決まるとハイタッチで喜び合った。
雪不足に雨 落胆大きく 大北のスキー場 影響深刻

 7日から8日にかけて降った季節外れの雨により、大北地域のスキー場に影響が出ている。深刻な雪不足で恵みの雪を切望するスキー場や宿泊関係者の落胆は大きく、「仕方のないことだけど…」と肩を落とす。ゲレンデの全面滑走が可能になる、にぎわいのシーズンはいつ訪れるのだろうか。
 大町市、白馬村、小谷村では8日正午の24時間降水量が30_を超えた。大町市の爺ガ岳スキー場では雨によりゲレンデ状況が悪化したため、8日の営業を見合わせた。9日の営業に関しては降雪の状況により判断する。他のスキー場でも日中の気温が5度ほどと温かく雨となり、雨による融雪や来場者の減少など、どうにもならない状況に頭を悩ませている。
地域守る「警察犬」2頭 大町署 大北の指導手に嘱託書

 大町署は8日、警察犬嘱託書を、大北管内在住の警察犬指導手2人に交付した。2頭が任命され、行方不明者の捜索や凶器の追跡など警察活動に協力する。任期は12月31日まで。
 2頭はいずれも犬種がシェパードの6歳。大町市常盤須沼の梅澤實さんと雌の「ホルダ」、白馬村北城瑞穂の日向誠さんと雄の「ヤッツ」。
 2人は「出動することがないのが一番良い」と地域の安全を願いつつ、梅澤さんは「有事の際には速やかに出動できる体制を整えていく」、日向さんは「犬や自分の体調管理をしっかりとしていく」と意気込みを話した。
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