2020年2月1日(土)付

「雪不足」経済打撃に対策 大町市 中小企業へ融資や補助

 雪不足による経済的打撃を受け、大町市は1月31日、市内中小企業に対する緊急経済対策実施を決めた。雪不足による緊急対策は初めて。影響を受けている中小企業に対する融資や利息軽減のための補助、除排雪業者へ小規模工事を早期発注、観光誘客宣伝強化策など総額約5000万円の緊急措置で、牛越徹市長は「こうしたときこそ行政が先頭に立って地域経済の底支えをするのは大きな責務」と述べた。
 緊急対策の実施は、大町商工会議所と大町市観光協会の要望を受けて決めた。予算は、基金を取り崩し、本年度補正予算の専決で実施する。
プロの滑り目の当たりに 白馬スノボジュニア シギーさんと交流

 白馬村内の小中学生と白馬高校生が加入する白馬村スノーボードジュニアの会員は1月28日、エイブル白馬五竜スキー場でオーストリアの元プロスノーボーダーでトリノ五輪メダリストのシギー・グラブナーさんと交流した。憧れの選手と触れ合い、ゲレンデでその滑りを目の当たりにした。
 シギーさんはカービングスノーボードの第一人者で、トリノではパラレル大回転で銅メダルを獲得した。
 子どもたち約10人が参加し、シギーさんと記念写真に納まったり、サインやステッカーをもらうなど交流を深めた。ナイターのゲレンデに繰り出し、一緒に滑って楽しみつつ、切れのいいシギーさんの滑りを間近で感じた。
道祖神作り昔にふれる 小谷保 老ク連と園児が交流

 小谷村保育園で1月28日、老人クラブ連合会と園児との交流会が開かれた。古くから伝えられている「道祖神」を作り、昔ながらの風習や暮らしにふれながら交流を深めた。
 道祖神は小正月の風習の一つ。どんど焼きの時に雪のほこらを作り、クルミの木を削った男女2体の神様の人形を供え、無病息災を願う。近年では実施する地域も少なくなったことから、伝統を次世代に継承していこうと、毎年同園の行事に取り入れている。
 道祖神づくりでは子どもたちに顔の部分を白く削ったものが2本用意され、男神と女神の2体を作った。「男の神様は病気が来ないように強く怖そうに、女の神様はお母さんのように優しく描いて」と描き方を教えた
「松川村賛歌」CD完成 3日から 300枚限定無料配布

 松川村が初めて制定した村歌「松川村賛歌」のCDが完成した。広く村民に親しんでもらおうと、村役場の総務課一万人復活特命係窓口で3日から、300枚限定で無料配布する。
 村歌は村が昨年、村制施行130周年を記念して公募。全国から集まった約200点の中から、村の四季を歌った「松川村賛歌」が選ばれた。ゆったりとしたメロディーで、地域のシンボルが歌詞に盛り込まれている。
 パッケージは歌詞にも歌われる有明山を中心とした村の景観をデザイン。歌詞カードと楽譜も付いている。
節分∴齣ォはやく 未就園児親子で鬼退治 大町公民館「すくすく広場

 大町市の大町公民館が開く未就園児とその保護者を対象とした親子教室「すくすく広場」は1月30日、「みんなで楽しく鬼退治」を開いた。節分を前に、親子で日本伝統の年中行事に親しんだ。
 親子は、体操で体を動かし、絵本の読み聞かせの後、色画用紙をちぎって貼り、鬼のお面作りを楽しんだ。いろいろな表情の鬼のお面が出来上がると子どもたちは、頭にかぶってはしゃいだ。記念撮影も行った。
小中再編審議会設置へ 大町市 検討委の方針確認

 大町市の市長部局と市教育委員会が教育施策について検討調整する市総合教育会議が1月31日、市役所で開かれ、「市少子化社会における義務教育のあり方検討委員会」がまとめた市内小中学校の再編等の方針を、市として進めていくことを確認した。新年度に審議会を設置し、旧市内4小学校を2校に、2中学校を1校にするなどの方針を基に、通学区の見直しや学校の位置など再編計画を策定するとした。
 新たに設置する審議会は、小中学校保護者代表や住民組織代表、教育関係者、有識者など10人の委員で構成。4、5月に委員選出、6月に諮問、来年2月に答申を予定している。
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